2023年10月 4日 (水)
2023年10月 3日 (火)
第13回OKB48総選挙が始まった
今年も10月1日から12月31日までお気に入りボールペンを選ぶイベント「第13回OKB48総選挙」が始まった。
このイベントは文具王がオーナーの私的なイベントだから、エントリーするボールペンはどのような選び方をされてもいいし、もうOKB48総選挙は三菱鉛筆のジェットストリームのためのイベントになっていても良いのだ。
エントリークラスのボールペンの中にお金持ちのお坊っちゃまお嬢ちゃまが混じっているのも良いのだ。
毎回、対象のボールペンに入れ替えがあるけれど、エントリーに漏れた理由は分からなくても良いのだ。
さらに得票の集計方法も公表されていないけれど、それも自由だ。
結果が分かっている総選挙は政治の世界と同じということでこれも良いのだ。
ちなみに、三菱鉛筆9種、パイロット9種、ぺんてる 7種、ゼブラ 6種、オート 3種、トンボ鉛筆 2種、サンスター 2種、サクラクレパス 2種、その他 8種で、韓国製のゼロジテックが入った。
2023年9月 5日 (火)
「ヴィレッジヴァンガード」の秘密
ジブリ発行の月刊誌「熱風」8月号の特集が「ヴィレッジヴァンガード」だった。
1986年(昭和61年)に名古屋でオープンした書店「ヴィレッジヴァンガード」の創業者菊池敬一会長のロングインタービューで、創業に至る経緯や人生哲学を聞いている。
菊池会長は団塊の世代で、カウンターカルチャーに親和性が高い世代だ。
ヴィレッジヴァンガードは、きたきつねが最初いった時に書店というよりも雑貨店に書籍、雑誌が置いてあるという印象だった。
地方都市や学校前の書店は、文房具や雑貨を置いているのが普通だったけれど、この書店は戦略的にガラクタ路線をとって新しいスタイルを作り出したというところで違っている。
粗利の薄い好きな本を売るために、粗利の高い雑貨を組み合わせることで実現したということだ。
最近の大型書店がこの本と雑貨や文房具のマージンを組み合わせるスタイルを取り始めているけれど、ヴィレッジヴァンガードの戦略を真似しているわけでなく、本が売れなくなったので単純に利益だけを追っているだけのように感じる。
本は完全委託制で書店はリスクを背負わないから本屋をだめにしているけれど、雑貨は基本的に返品のない買取制だから商売の
一部の人に熱狂的に愛される本屋をやるという一貫とした主張だったので、銀行も取次も相手にしてもらえなかったらしい。
出版社と直接の取引もしていて、本は売れるもんじゃなくて売るもんだといい、オーナーの思惑と置く場所で売れ方わ変わるという。
各店は店長に自由裁量でやらせているといて、干渉して社員の目を見ることはない、「君臨はすれど統治はせず」、社長は最終的な責任は自分でとる、書店の会長なのに本はAmazonで買うなど非常に自由だ。
経営が高い計算のもとに楽しんで本やものを売ることが大切で、ただ真似をしても「ヴィレッジヴァンガード」ができるわけはないとが分かる。
文房具でも、小さいけれど楽しそうにやっているお店や一人メーカーなどが元気なことに通じている。
2023年8月31日 (木)
2023年7月20日 (木)
YouTube:有隣堂しか知らない世界
横浜の書店「有隣堂」の運営するチャンネル「有隣堂しか知らない世界」を時々暇なときに見ている。
開設3年でに入り登録者24万人を超えて、番組も200回近く続いているというのはたいしたものだろう。
MCのミミズクのぬいぐるみ「R.B.ブッコロー」の中の人が、有隣堂の社員やパート、ゲストの文房具、雑貨、書籍などについてのプレゼンにユーザー目線で突っ込みを入れるのが非常に面白い。
MCが変に文房具や雑貨などに専門的な知識を持たないで、見ている人が持つ疑問や知りたいことをプレゼンする人からうまく引き出していているので、マニア御用達になっていないのが人気の元なのだろう。
無理に販促を目的にしていないゆるさも視聴者に安心を与えているのだろ。
動画の時間も10分前後が多いようで、ダラダラと30分も40分も話をするような動画は見る気もしないけれど、長くなるときには動画を分割するなどよくまとまっている。
それにしても、有隣堂の社員なのに売り場に有るか無いかや値段を知らなかったりするというのはオモシロいを通り越している。
特に、文具王になれなかった女というバイヤーの岡崎弘子さんは不思議なキャラクターで、ワザとなのか本当なのか分からないボケ加減や商品知識の無さは絶妙だ。
使い方も知らずに紹介するというのも可笑しい。
ゲストの自社の商品について全く知らない某メーカーの営業がでてきたり、ゆるさ加減もメーカーにまで伝染しているようだ。
そんなグズグズをMCのブッコローがなんとかまとめてしまうのが立派だと思う。
きたきつねは残念ながら有隣堂が近くにないし、行ったことがあるのは昔秋葉原のヨドバシカメラ マルチメディアAkiba.にあった店舗と日本橋の誠品生活日本橋位なのだけれど、この動画コンテンツを見るとリアルな店舗に行ってみたくなる。
ユーザーの来店を促す強い動機付けにもなっているのだろう。
2023年7月10日 (月)
ヨット鉛筆「消えない鉛筆」
土浦市に用事があってでかけた帰りにリサイクルショップに寄ったときに、文房具のコーナーにヨット鉛筆の「消えない鉛筆(INDERIBLE INK PENCIL)」700番があったので買ってきた。
ヨット鉛筆は大正時代に創業して、一時期は三菱鉛筆、トンボ鉛筆と並ぶ大きなメーカーだったけれど、昭和42年(1967年)に倒産してしまったので、この鉛筆は少なくとも50年以上前に作られたもののようだ。
消えない鉛筆(INDERIBLE INK PENCIL)というのは、書き始めは鉛筆のように消しゴムで消せるが、時間が経つとインクに代わって消すことができなくなる鉛筆で、筆跡を永久的に残せるということで、使われていたようだ。
筆跡は黒紫色で、空気中の水分で紫色に発色するようだ。
パッケージには、「この鉛筆は従来のペン書き又は普通鉛筆の企及し得ぬ特徴を持つ飛躍的製品であります。この芯の固有の黒紫色の筆跡はときの経過に従い紙質に染着し、抹擦、インク消し、消しゴム等では消去できません」と書かれている。
またこの鉛筆の芯には一瓶のインクが入っている」とも表記されている。特許表示もあるので、
用途として、銀行・会社簿記、記者・著述家原稿、速記、上級学生の筆記、公文書、カーボン紙の複写、コッピー版の原稿、その他保存筆記用となっている。
三菱鉛筆からも「黒紫コピー鉛筆」1259番として同様の鉛筆が発売されていたようだし、戦後も三菱鉛筆「複写機用鉛筆 コピーライト 」2000番が作られていたようだ。
現在でもインデリブル インクペンシルとして売られている場合もあるようだ。
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