google.com, pub-7269144570220091, DIRECT, f08c47fec0942fa0 きたきつねの文房具日記

2025年1月17日 (金)

アーカンサスのオイルストーン

Arkansas_oil_stone

ナイフ類の箱を整理していたら昔使っていたARKANSASのOIL STONEが出てきた。持っていることも忘れていた。

昔、図面の墨入れをする時にはロトリングやステッドラーの製図ペンを使っていたけれど、さらに昔は烏口という道具を使っていた。と書いていて、ある年齢以上の人にしか分からないのだろうと思い当たってしまった。

今や図面はCADで描くので、手描きで図面を描く人は希少種になっているから、「墨入れ」、「製図ペン」、「烏口」などわからないかも知れない。

製図ペンは、イラストレーターや漫画家で使う人がいるかも知れないけれど、烏口は見たこともない人は多いだろう。烏口についてはいつか紹介することにしようと思うので、そんな物があるというということで、話を進める。

オイルストーン(油砥石)はその烏口の刃やナイフの刃を研ぐために使う砥石で、普通の砥石は水を使うのだけれど研ぎ油を使う。万年筆のペン先の製造や調整に使っている職人はいるかもしれない。

今でも精密研磨にオイルストーンを使っているけれど、アーカンサスのオイルストーンはあまり使われていないかも知れない。

アーカンサスのオイルストーンというのは、アメリカのアーカンソー州で産出する天然石の砥石で、目が細かく、硬いのが特徴で刃物鋼などが面白いように軽快に研ぐことができる。

天然砥石なので、ほとんど掘り尽くされていて非常に貴重になっているようだ。

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2025年1月13日 (月)

本当の定規?

物差しと定規があって、寸法を測るのが「物差し」、線を引くのに使うのが「定規」なのだけれど、実際には寸法を測るものも「定規」と呼ぶようになっている。

物差しはエッジが0(ゼロ)になっているのに対して、定規はエッジから数ミリのところが0になっている。

モノを作る時には物差し不可欠な道具になる。

2017年にコクヨが「本当の定規」というステンレスの物差しを出したけれど、実際にモノ作りをする人たちには不評だったということをふと思い出した。

コレクションアイテムとしては面白いけれど、コクヨはなんであんな定規を作ったんだろう。

一度Facebookに「本当の定規」は実用的ではなくアート作品だという書き込みがあった時に、モノ作りしたことがないと思われるひとから反論があったけれど、モノは1.0cmとか5mmといったキリの良い値で作るばかりではないし、いくら1mmが正確でもその目盛りの値を材料に移す太さのない道具はないよといわれて静かに消えたことがあった。

0.1mmや0.01mmといった単位の工作にはノギスやマイクロメーターなどの別の測定具をつかうので、それぞれ適した道具が必要なことは実務家は知っている。

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2025年1月 3日 (金)

セリアのつけペンセット

Seria_pen_set

セリアに「つけペンセット」があるという話は聞いたのだけれど、近くのセリアにはなかった。

100円ショップは、店舗の規模等によって品揃えが違ったり、珍しいものは直ぐに売り切れてしまうということがあるし、欠品しても補充がない商品も多いので諦めていた。

偶然立ち寄った隣の市のセリアで「つけペンセット」を見つけることができた。近所のセリアでは入荷して直ぐになくなってしまったガラスペンやインクなども沢山並んでいた。

つけペンセットは、コミック用のGペン、丸ペン、スクールペンの3種類のつけペンとペン軸がセットになったものとカリグラフィー用のスクエアーとオーナメントの2種類のつけペンとペン軸がセットになった2種。

国産のつけペンを沢山持っているので、きたきつねは使わないけれど、入門編のつけペンとしては良いと思う。

ペン軸は、普通のつけペンと丸ペンの2種類が使えるように2重構造になっている。

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2024年12月28日 (土)

TemuのB級万年筆

Bclass_fp_temu_1

きたきつねは2,000円以下のB級万年筆をコレクションしている。

一時、万年筆が雑誌の付録になっていたこともあるし、100円ショップでB級万年筆が売られていたけれど、円安でほとんど見られなくなってきている。

Amazonで中国のジンハオや永世などのB級万年筆を買っていたが、最近中国の通販Temuの方が無名のB級万年筆が沢山あるのを見つけて、割引率の高い時に買っている。

9月に購入したのは、「極細字ペン先の万年筆セット(408円)」と「8色の使い切り直液万年筆(766円)」の2種。

極細字ペン先の万年筆セットはラミーのサファリの激似のカートリッジ式の万年筆が2本セットで、黒インクのカートリッジが4本付属している。

8色の使い切り直液万年筆は、ペン先が乾燥しないようにキャップにスリップシールが着いている。

いずれも、ステンレスペン先。中国の万年筆のペン先はメーカーが数社で同じような感じがする。

実際には、Temuの万年筆は20本位あるはずだけれど、ほとんどがサファリ似で200〜300円だ。

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2024年12月26日 (木)

最近愛用の筆記具

Northfox_pens_1

きたきつねは油性ボールペンを愛用してきているのだけれど、ちょっと浮気して最近ローラーボールペンとゲルボールペンを使っている。

いずれも普通のペン軸を使うのは面白くないので、オートのキャップ式のローラーボールの金属軸に色々なレフィルを入れて使っている。

プラ軸のボールペンはバランスが悪く、重さも不足する感じがあるので、その点オートの金属軸はきたきつねの好みに合っている。

軸を重くしたボールペンも出ているが、デザインが普及版と同じようで面白みがない。

オートのローラーボールはC-300規格(JIS S 6054A)のレフィルを使っているので、JIS S 6061のJ、K型が使える。K型は三菱鉛筆、ゼブラ、ぺんてる、プラチナ、OHTOなど多くのメーカーが採用しているので便利だ。

最近、セラミックローラーボールのCR02を買ってみたので、並べてみた。写真の上からオートのCR02、PROUD、LIBERTY、JAZZ,セーラー万年筆のPROFITになる。

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2024年12月23日 (月)

文房具のカスタマイズ

きたきつねの文房具日記のカテゴリーには「カスタマイズ」があって、きたきつねが文房具の改造をメインに、文房具の修理、利用方法、道具や工具類、家庭用品の文房具としての利用などについて紹介している。

ブログなどを見て、興味を持つ人は多いけれど、実際に自分で文房具を改造する人は、経験的に非常に少ないようだ。

見た人の1%以下位ではないかと思う。

逆に多くのユーザーは、メーカーの製造したままの状態で使っているということになる。

それでも、シャープペンシルで好みの別のメーカーの芯を入れたり、ボールペンで別の色のリフィルを入れたりしている人はいるだろう。

それを一歩進んで、自分の好みのボールペンの軸に、別のメーカーの規格が違っているレフィルの好みの色や書き味のインクを使うようにするだけでも楽しいと思う。

大好きな文房具が壊れても、修理して使い続けることができれば、ルーズリーフに売られていない好みの紙質の紙をリフィルにすることができればどうだろう。

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