PILOT:Acroball 0.3
パイロットコーポレーションの油性ボールペンでボールの最小径は長い間0.5mmだったけれど、ようやくアクロボール・シリーズに0.3mmを出してきた。
ゲルボールペンでは0.3mmは以前から出していたのに、油性ボールペンでは技術的に難しかったということだろう。
油性ボールペンでは、常に三菱鉛筆の後塵を拝していただけにパイロットの開発陣が頑張ったということになる。
ゲルボールペンと違い油性ボールペンの方がインクに粘度があり、ボールが小さくなるほどボールの回転数が多く、早くなり、ボールにインクを付着させて、紙に転写するためのチップの加工が一段と難しくなる。
そのためインクも粘度の調整が必要で新しいインクを作る必要があって、三菱鉛筆のジェットストリームもボール径に合わせてインクを変えている。
聞くところによるとアクロボールでは、インクを変えずにボール径だけを小さくできたらしいので、これはアクロインクが優秀だということかもしれない。
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