アメリカの大手オフィス用品専門店チェーンのオフィス・デポとオフィスマックスの日本進出と撤退
記録して置かなければ記憶から消えてしまうことを少し残して置こうと思う。
2009年にアメリカの大手オフィス用品専門店チェーンのオフィス・デポとオフィスマックスが日本から撤退したことに関して書いたけれど、もう少し整理してみた。
今から30年くらい前の1996年にアメリカの大手オフィス用品専門店チェーンのオフィスマックとオフィス・デポが日本上陸して、店舗展開したのだけれどいずれも大きく展開できずに消えてしまった。
アメリカの大手オフィス用品専門店チェーンは、オフィスマックス、オフィス・デポ、ステイプルズがあって全米で展開していたので、ジャスコ(現イオン)がオフィスマックスと1997年に、デオデオ(現エイデン)がオフィス・デポと提携して、1996年にそれぞれ日本法人を立ち上げた。ステープルズは日本進出を断ったといわれている。
両社は期待を持って全国展開を進めたが、低価格だったにもかかわらずターゲットとしたホーム・オフィス,個人事業主などいわゆるSOHOが日本では広がっておらず、また商品展開や販売単位などが合わなかった。
また、既存の文具店の営業や納品スタイルを採用しなかったこともあり、店舗の規模が大きいにも関わらず個人を相手の小売店でしかなくなってしまったというのが敗因となり、合弁解消して撤退している。
アメリカ側はBtoBを予想していたのに、現実にはBtoCにしかならなかったということだろう。
日本フィスマックスは2001年1月に合弁契約を解消して解散してしまった。
デオデオとの合弁会社オフィス・デポ・ジャパンは、1999年に合弁解消して2009年に撤退している。
その後、イオンが低価格文房具店を展開するという噂話もあったけれど、実現していないようだ。
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