ホームセンターのワゴンで

売れなかった原因は、日本人になじみの薄いプライアー型のステープラーだったことと、売り場が地方都市のホームセンターだったことになるだろう。
きたきつねも、プライアー型のステープラーを二十数年位前の一時期使っていたことがある。当時、腱鞘炎がひどくて右手に力が入らないので、便利だった。けれど、腱鞘炎がよくなってしまうと、このタイプのステープラーは取り回しが悪くて使わなくなった。
日本人は、器用なので、プライアー型を大きくて、使い勝手が悪いと感じてしまうようだ。さらに最近は、マックスやコクヨなどからコンパクトで軽い力で綴じることのできるステープラーが発売されているので、プライアー型の必要性を感じないのだろう。
同じ10号針を使う国産のMAX HD-10とZENITH 591を比較すると、容積で二倍以上あると思う。
それと、パッケージにはイタリア語、英語、スペイン語、ドイツ語の説明があるけれど、日本語はどこにもない。となるとよほど文具好きでなければ、これがステープラーとわからないだろう。となると店晒しになるのはあたりまえといえる。これがSCOSやフライハイトの店頭にあれば直ぐに売れると思う。
品物は、なかなかいい仕事をしていると思うけれど、とても残念だ。
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