ISOT2006 転写シール
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カールのブースで面白いと思ったのが「リングインデックス」だった。リングノートの背の部分にインデックスを付けたり、ノートの間にブックマークを付けたりできる。
確かにリングノートでは、背の部分が無いので、文字を書くことができない。だからインデックスを付けるというアイデアとしては面白いし、簡単に取り付けられる。
リングに「リングインデックス」を二つ折りにして取り付けると少し開いて、インデックスに書いた文字が両側からだけでなく、後ろからも見やすくなっている。
「リングインデックス」を上下を逆にすると、ノートの天の部分から見出しが出て、ブックマークになる。ただ、ブックマークにするには少し厚さがあるので、何カ所も付けることはできないだろう。
最近、きたきつねは、A5のリングノートを使っているので、使い終わったノートを本棚に並べるときに使えそうだ。
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ゼブラのブースで7月に発売になっている、デカクリップのボールペン「ピーフィット」を見てきた。携帯用ということで、全長90mmの油性ボールペンに、64mmという非常に長いクリップがついている。それで、一見すると髪留めのように見える。
「ピーフィット」は短い割に、クリップが指のガイドになって、ボールペンとして想像とは違って使いやすいことがわかった。このサイズに納めるために、リフィルが、金属軸のものを採用しているけれど、プラ軸ではダメだったのだろうか。
ブースでは、大きなクリップの部分に、シールを貼ったり、ビーズを着けたりと遊べる文房具として、若い女性にターゲットにした展示もおこなっていた。クリップ・デコレーション・コンテストなどのイベントを企画しても面白いかもしれない。
タカハタインターナショナルのブースで、同じようなサイズのボールペンのサンプルを配布していた。これはクリップを起こすとペン先がでてくるタイプだ。なんといっても1本9円という値段は、魅力的だろう。
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2005年のステーショナリーオブザイヤーに選ばれた有限会社オーエムワイの「スライドテープカッター」は、まだ発売に至らないらしい。アイデアはすばらしいけれど、量産の壁を越えるのが難しいようだ。
同じメーカーの「セーフティーカッター 安全くん」も非常にシンプルなテープディスペンサーで、去年は木製のものが紹介されていた。木製のものは、和菓子屋、和食の店など和風のお店向けに売れているらしい。
今年はプラスチックの普及版を持ってきていたが、外観が木製のものと同じで、色も黄色と青というどうにも力不足の感じだ。木製では、加工など色々な制限があって形が決まってしまうけれど、プラスチックでは自由度が高くなるはずだ。
どう見ても、ありふれたテープディスペンサー2しか見えない。すばらしい機能が判るようなデザインが必要だろう。さらに、色も考える必要があるだろう。中小企業だと、どうしてもデザインにコストをかけられないということがあるかもしれない。しかし、デザインの力は大きなものがあるので、ある程度のコストをかけるべきだろう。
テープカッターが隠れてしまうというアイデアは、非常に良くできているので、早く製品として完成して欲しい。
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ぺんてるの「airpenストーレージノート」発売して三年目に入るけれど、文具店の店頭であまり見ないので、売れているのだろうか。実際使っている人も見たことがない。
でも、7月22日の日経新聞のコラム「VIVA! 個電天国」にライターの福光恵さんが取材メモに使っていると書いている。使ってる人がいたんだ!
今年は、手書き文字をテキストデータに変換するソフトが用意されたらしいけれど、くせ字は上手く拾ってくれないようだ。
ウイルコムのキーボード付き携帯「W-ZERO3」が売れて、一時品物が無くなったようだ。やはり手書き文字には限界があるのではないだろうか。
「airpenストーレージノート」がキーボードを使えない人をターゲットにしているとすれば、そのような人はパソコンそのものが苦手だということを考慮していないのではないかと思ったりしている。
ぺんてるらしい新しい専用ペンを考えているらしいが、OCR機能を完璧なレベルにするなどの新機軸が出てきそうもないし、悪女の深情けというやつで、抜き差しならなくなっているとしか思えない。
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オーストラリアのブースの集まっているところで、面白いクリップを見つけた。Tania Bainsという女性が開発した「バイターズ リトル グリッパーズ」とうもので、クリップの両端を指で押すと、中央の部分が広がって、紙を押し込んで、手を離すと、紙を止めることができる。
中央部分は、歯のようになっているので、噛みつくもの(biters)というネーミングになったのかもしれない。
面白い製品だと思うのだけれど、 問題は、クリップしたものに、クリップの分、厚みがでてしまうことだ。何となく嵩張ってじゃまになるような気がする。多くのクリップはできるだけ嵩張らないようにデザインされているのではないだろうか。
もう一つ強度が微妙な感じで、ちょっと無理に開くと、開いたまま綴じなくなってしまう。また、ノベルに使うにしても、印刷する面積が小さすぎるのではないだろうか。もう少し改良の余地があるということだろう。
カタログは、どこで作ったのだろう、カタカナの長音が使えないようでバイタズ リトルグリパズになっていた。
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ノートは、地味なのであまり注目されていないけれど、細かな改良が加えられている。
マルマンのブースでは、ルーズリーフを「書きやすいルーズリーフ」としてパッケージのデザインも一新して、大幅にリニューアルしている。ブースで広い面積を使って「書きやすいルーズリーフ」は、あらゆる筆記具に対応するということで、色々な筆記具で試し書きできる展示になっていた。
アピカのブースでは、植林木パルプ、大豆インク、スパイラルリングにトウモロコシの生分解性プラスチックを使った新ブランドのノート「オフィシャル」があった。
キョクトウのブースでも植林木パルプを使ったノートシリーズ「リプラ」を宣伝していた。
両方のノートも環境に配慮した商品という気はするが、結局東南アジアから材料を輸入しているだけだろう。やはり国産の植林地の間伐材を使ってほしかった。
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ポストイットのコピー商品の粘着メモは、国内外の色々なメーカーで作るようになっている。品質的には、ポストイットを越えるものはないと思うし、中国、台湾、韓国のメーカーが何種類か展示していたけれど、もう食傷気味な感じで、立ち寄る気もしなかった。
でも、台湾のPronotiの「ポイントフィルム」は、近寄って、つい手に取ってしまった。「ポイントフィルム」は、幅4mm×長さ47mmのサイズで、きたきつねが昔から欲しいと思っている細幅のフラグテープだった。
実際にポストイットが発売された当時から、ポストイットを裁断機で幅3mmと5mmに切って、オリジナルの付箋紙を作って、使っている。粘着メモに、メモを書くのであれば、ある程度の幅が必要だけれど、付箋紙や不審紙として貼るのであれば、幅は細くてもいいと思う。出版業界などでも、粘着メモを細く切って使っていると聞いたことがある。
だから、この透明フラッグのサンプルは喜んでもらってきた。ケースのデザインは工夫の余地があると思うけれど、今、本を読むときにポケットに入れて使っている。
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ノベルティーグッズの企画制作をしているサンエースのブースで、空中で動いている地球儀「MOVA Globe」を見つけた。ゆっくり回る地球を見ていると本当に不思議な感じがした。いつまで見ていても飽きない。お店のディスプレーに使っても面白いと思う。
アクリルの球体の中に地球儀が入っていて、外側の球との間の液体で浮かんでいる形になっているとのことだった。地球儀は、電気をつかった特殊な装置で回転している。必要な電力は、内蔵の太陽電池をつかっていて、室内の蛍光灯くらいの明るさで十分な発電量があるらしい。
内外の球体の隙間は3mmくらいで、わずかな変形も許されないということで、見かけよりも厚いアクリルの球体を使っているので、ものすごく重いし、コストもかかるらしい。
8inの大きさで5万円を越えると聞くと随分高いような気がする。もう少し安いと家庭でも買えるようになると思う。
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テープのりは、ここ数年で随分普及したようだ。昔からテープのりがあったけれど、それほど売れているわけではなかったので、トンボ鉛筆のピットテープの貢献が大きいのではないかときたきつねは思っている。その後各社から色々な製品が発売された。
テープのりは、のり切れやのり付けしやすさといった使い勝手とコストの両面で改善が図られてきている。
最近では、のりが点状になっているコクヨ「ドットライナー」が、のり切れの良さなどから人気が出ている。今回は、それを真似たヤマト「ラクピタドットタイプ」が展示されていた。使ってみたが、非常に薄いテープのりの上にドットが載っている感じがしたけれど、勘違いかも入れない。コクヨの「ドットライナー」は、たぶんどこかのメーカーのOEMだと思うけれど、「ラクピタドットタイプ」とデザインの違いが大きいので全く違うものだろう。
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あまり聞き慣れないメーカー(?)東伊予産業創造センターのブースで、面白いものを見つけた。
見た目は普通の段ボール箱を、開くと中のクラフト紙の緩衝材起きあがって、緩衝材入り段ボール箱ができあがりとなる「梱包箱」というものだった。箱の中に品物を押し込んで蓋をしめると梱包完了となる。
緩衝材は、ハニカム状に紙を組み合わせたもので、品物を入れると紙が変形して、品物を包み込むように固定できる。箱と緩衝材が紙なので、使用後はそのままリサイクルに出せるというところがいいと思う。
大きさが、幅200mm×奥行200mm×高さ150mmの一種類で、用途は限られるけれど、文房具の通販などに使うとエコロジカルではないだろうか。問題は価格になるだろう。
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マックのブースに、手持ちのホッチキスで、パンフレットなどの中綴じができるというホッチキスの補助具「ナカトジール」があった。定規や分度器、ルーペ、コンパスなどのおまけの機能もあって、机の中に一つあってもいいかもしれない。
「ナカトジール」のガイドに小冊子を挟み、ホッチキスをガイドに沿って差し込んでタックすると、正確に綴じることができる。
フリーペーパーなど大量に中綴じするときには、マックスの「ホチクル HD-10V」やセベックの「スウィベルシリーズ」などの専用のステープラーを使うのがいいだろう。
マックスでは、地味だけれどもう一つみつけたのが、ホッチキスの10号針で二倍の長さの「No.10-2M」で、これはすでに発売されているようだけれど、きたきつねは知らなかった。
ホッチキスといえば、ISOT2006のステーショナリーオブザイヤーのプラス「かるヒット フラット」を忘れるわけにはいかないだろう。普通の10号針のフラットクリンチのホッチキスよりも、25%位短くなっているけれど、逆に横幅と高さが30%近く大きいので、非常にコンパクト見える。横幅が大きいのは、綴じる力を軽減するための機構のために必要なのだろう。
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修正ペンは、ゲル式がでてある程度出そろってしまった感じがしていた。ところが、ぺんてるのブースで、新方式の修正ペンをみつけた。
「Power-Corre」というノック式修正ペンだ。加圧式のレフィルを使っているので、修正液が非常にスムースにでてきて、きれいに修正できる。さらに、ペン先が0.7mmボールのニードルポイントになっているので、修正部分を見て細かな修正ができる。
リフィルは、透明なPEN樹脂の中に白い修正液と、黒色のNBRのスライド栓が入っている。内部の圧力は、2.5気圧の乾燥空気が入っているらしい。PEN樹脂だと空気の漏れが心配になるけれど、一応3年間は実用的に問題がないということだった。圧力が抜けてしまえば、使えない。ということは、将来店頭で、リフィルの賞味期限を確認して買わなければならないだろう。
プラスチックは、気体を通さないように錯覚しているひとが居るようだけれど、材質と厚さによっては、圧力をかけた気体が抜けてしまう。だから、加圧ボールペンも金属軸が基本になっている。プラスチック軸のリフィルを使った三菱鉛筆の「Power Tank スタンダード」などは、特殊なフィルムを使っている。
加圧する方式の修正ペンとしては、セーラー万年筆の「修正字消しペン mini push」があって、これもスムースな修正ができる。再加圧ができる。
ノック式の修正ペンとしては、三菱鉛筆の「uniホワイティアノック式修正ペン」があるけれど、こちらはゲル修正インクを使っているせいか、ペン先の跡が残る感じがあって、それほどでもなかったので、消えるのではないだろうか。
PET:ポリエチレンナフタレート
PBT:ポリブチレンテレフタレート
NBR:ニトリルゴム
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修正テープは、これでもかこれでもかというほど種類が増えている。技術面では障壁が無くなったのだろう、どこでも作ることができるのだろう。
修正テープは機能面の改良が主になる傾向がにあるけれど、ここ数年、形を変えたおもしろ系に向かう傾向もあるように感じる。100円ショップではおもちゃのような形の修正テープが目に付く。
ヒノデワシは消しゴムの「まとまるくん」のデザインの修正テープを展示していた。並びに100円ショップでおなじみのYAMAYOブランドのおもしろ系の修正テープも展示してあった。
仲間と、「YAMAYO」は「YAMATO」のもじりで、昔東南アジア製の「SUNY」とか「SONNY」といったSONYの偽ブランドが欧米の市場に出回った時の感じがするけれど、どうなんだろう。
トンボ鉛筆は、従来からの修正テープのPXシリーズをリニューアルしたPXNを発売するということで展示していた。
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消しゴムはんこ専用の消しゴム、ヒノデワシの「はんけしくん」を使っていた、消しゴムはんこの巨匠ナンシー関女史が急逝してから早くも四年になった。
ナンシー関女史亡き後、消しゴムはんこ界に彗星のように現われた津久井智子さんが、ヒノデワシのブースで消しゴムはんこの実演をしていた。本人は「消しゴムはんこ職人」と自称しているだけあって、手際の良いこと、あっというまに色々な消しゴムはんこを彫って見せてくれた。
津久井さんが使っているのは、Lサイズの刃のカッターナイフで、ナイフを固定して消しゴムを動かして彫っていた。きたきつねは、角度のきついアートカッターで消しゴムはんこを彫っていたので、ビックリした。でも、津久井さんの方法のほうが合理的かもしれない。
今回の実演は、津久井さんがプロデュースした消しゴムはんこを作るのに最低必要なものがセットされている「はんけしくん消しゴムはんこ ことはじめSET」のプロモーションということだった。
消しゴムはんこ専用の消しゴムメーカーの雄「ヒノデワシ」に、今回SEEDが「けしごむはんこ ほるナビ」と「けしごむはんこラクほり」の二種類の消しゴムで挑戦している。
「けしごむはんこ ほるナビ」は、消しゴムの表面に着色した部分を作って、彫ったところが白くなって見分けやすくなっている。消しゴムの硬さも消しゴムはんこ専用に調整されているらしい。
「けしごむはんこラクほり」は、カッターナイフを使わずに先端がとがっている爪楊枝のようなもので彫ることができるというもので、子供用と考えるとよいのだろう。彫るというよりも、掘るという感じになるので、どうしてもクリアーな印面にならないというのが欠点だろう。
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きたきつねの好きな大阪のメーカーの一つSEEDは、アイデアのある商品を作っていると思う。消しゴムの製造技術も、コクヨの「カドケシ」のOEMメーカーとして、あの複雑な形と、堅さを実現したことからも判るだろう。
横道にそれるけれど、「カドケシ」は売れすぎて、一社では生産が間に合わなくなって、他メーカーにOEMされたらしいので、パッケージに製造メーカーを識別できる記号があるかもしれない。
今回面白いと思ったのは、「ANATAS」という穴が沢山あいて、外側に四角い溝がついている消しゴムだ。丸くなっても、この穴と溝が角を作って摩擦を強くして字を消すことができるという特徴がある。非常に実用的な感じがした。
昔、コクヨに「ヒッツキ虫」という、ピンク色の粘着ゴムがあったけれど、今回「ハリ玉」という粘着ゴムが新製品としてでていた。サンプルをもらってきた。練りケシと同じような感じがしたので、比較してみると、「ハリ玉」のほうがわずかに硬く、粘着力は少し強いけれど、紙に貼った場合きれいに剥がれた。それと引っ張ったときに練りケシのように糸を引かない。
そのままだと粘着力が無い感じだけれど、よく練ると粘着力が出てくる。「ヒッツキ虫」は長時間使ったときに貼り跡が残ったけれど、「ハリ玉」ではどうだろう。実際使ってみなければ判らないだろう。
きたきつねは、文房具を撮影するときに固定するために、イギリス製の青色の粘着ゴムを使っている。こちらの方が「ハリ玉」よりも粘着力が強く、きれいに剥がれる。これもサンプルでもらってきたもので、何度でも使えるので、ずっと使い続けている。問題は、メーカーが判らないことだ。
粘着ゴムは、画鋲のように壁にキズを付けずにポスター等を貼ることができて便利だ。その他、不安定な置物の仮止めにも使える。使うときには、汚い手で練ると、手の汚れで汚くなるので、手を洗ってからがいいだろう。
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ぺんてるが数年前からノック式の太字油性マーカーを発売しているけれど、今年は細字の油性マーカー「HandyS」と蛍光マーカー「Handy-lineS」を新製品として展示していた。ゼブラのブースにも、「マッキーノック」というノック式細字の油性マーカーがあった。
ノック式の油性マーカーは、蓋を無くしたり、蓋を閉め忘れてドライアップする心配がないので、便利だろう。
同じノック式だけれど、ぺんてるとゼブラの蓋を開閉する機構はちょっと違っているようだ。ゼブラのものは、蓋の一部が外側に出てくるのが見えるようになっている。どちらかというとぺんてるの方が見た目にすっきりしている。
ノック式のマーカーは、それほど目新しいものではなく、100円ライターを開発で有名だった東海の「オスト」という製品が昔からあった。知らない人が多いと思うけれど、今でも蛍光マーカー「オスト ライン」という製品が販売されている。
東海の特許が切れてから、他の会社でも作り始めたというのがノック式マーカーが増えてきた原因ではないかと、きたきつねは想像している。といっても、分解してみたわけではないけれど、2社の蓋を開閉する機構は、「オスト」のものをそのまま使っているわけではないようだ。
ノック式の筆記具としては、「オスト」よりも前にパイロットの万年筆「キャップレス」があって、こちらの特許も切れているので、蓋を開閉する機構はこちらかもしれない。
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ぺんてるのブースで、人間工学応用の「エルゴノミックス」をさらにバージョンアップした「エルゴノミックス ウインググリップ」があった。千葉大工学部との共同研究の成果だそうだ。
ウイングが付いた合体ロボのような形で、「驚異の筋力負担軽減率」ということらしい。「エルゴノミックス」のときも何を考えているのかと思っていたけれど、さらにスケールアップしたようだ。
続くときは続くもので、ゼブラのブースで人間工学に基づいたという筆記具「ニュースパイラル」というのがあった。こちらは早稲田大学との共同研究の成果だということだ。ネジリン棒のような軸と、三角ラウンドフリップを組み合わせて、握りやすく、疲れにくいということになっている。
きたきつねは、あまり人間工学というのを好きになれない。人間工学を応用したからといって本当に使いやすいかというと、首をかしげるものが多いような気がするのはきたきつねだけだろうか。
人の手は非常に優れた機能を持っていて、優秀な道具というだけでなく、高機能なセンサーでもある。だから、人間工学を応用して作られた道具は、柔軟な手の機能を押さえてらり、十人十色というようなものを使うときの癖を矯正されたりして、逆にストレスになって使いづらくなるのではないか。
手で使う道具は、もっとシンプルでいいのではないだろうか。筆記具に求められるのは、正しくきれいな文字が書け、美しい線が描けるのという機能であって、握りやすく、疲れにくいといった機能は本質ではないと思う。
ということで、「エルゴノミックス ウインググリップ」と「ニュースパイラル」は、将来的にきだてさんのところでイロブンコレクションとして永久保存してもらうことになるだろう。
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毎年注目しているミドリは、今年も去年とサイズは同じ形で、全体を白を基調にしたブースだった。同じ構造物を使っているのだろうけれど、細かなところに工夫が見られる。
スタッフは、営業だけでなく、企画・開発関係者も来ている感じで、ブース内はにぎわっていた。
今年のステーショナリーオブザイヤーに選ばれた、起き上り小法師風の修正テープ『スイングバード』が、片隅にあった。『スイングバード』は、黄色とメタリックの2種類あって、きたきつねはメタリックを使ってみたいと思った。ただし、修正テープを押しつけるくちばしの色が、スモークグレーか真っ黒でなければいやだ。オフィスの机の上で、考え事をしているときに、『スイングバード』を指で突いて気分転換というのが良いと思う。
今年も商品企画の投票をしていた。今回は「包む」をテーマにしていて、投票が多いものは商品化して、それに投票した人全員に商品をプレゼントするということだ。情報によると、外部のデザイナーだけでなく社員もアイデアをだしているということで、役員も提案しているらしい。
きたきつねが気に入ったのは、新聞紙がらのクラフトテープで、テープの真ん中に紐が印刷されている。このテープで、梱包すると、紐で縛った感じなるという遊びが面白かった。
ミドリは、ISOTオブザイヤーがあればブースデザインの部門で良いところに行くだろう。また来年も楽しみにしよう。
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ISOTは「国際」が頭についているので、海外からの出展があるのだけれど、アジア勢が大勢を占めているようになった。中国、香港、台湾、韓国からが多く、ほかの国はごく少数だった。
以前はヨーロッパからも沢山来ていたが、商売にならないのでこなくなったのか、代理店が見つかってくる必要がなくなったのか、質量ともに減退している。
韓国や台湾も以前は良質な製品のメーカーが来ていたが、日本のメーカーに真似されたりして、わざわざ来るメリットを感じなくなったのではないだろうか。
だから、中国、香港、台湾、韓国のメーカーは、100円ショップ向けにしかならない安っぽくて、デザイン、色などいずれを見てもオリジナリティーの無いものを作っているところが大多数だった。
高級風万年筆などを持ってきているところもあったが、アメリカ市場だと売れるかもしれないが、日本ではちょっと無理な感じだった。
それだから、人が寄り付かない。それに、ブースにいる説明員もやる気がない感じだから、さらに人が寄り付かないという悪循環が出来上がっているようだった。それと、言葉の壁が大きいと思う。日本語を話す説明員を置いているところは少なく、英語しか通じないと、商談は難しいと思う。
面白いと思ったのは、台湾のNEPTUNE TAPE CO. LTDでみたカセットになった4種類のテープカセットをセットできる円筒形のディスペンサだ。セロテープ、メンディングテープ、蛍光マーカーテープ、セキュリティーテープの4種類を自由に組み合わせることが可能のようだ。
アイデアは非常に良いのだけれど、製品としての仕上がりは悪くて、日本市場で通用する品質ではない。そのままでは、まず売れないと思うけれど、デザインを変えると売れると思う。
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会場を巡っていて、ステーショナリーオブザイヤーの展示場所が、何時もは目立つ場所にあるはずなのに、わからなかった。
会場の配置図を取り出してよく見ると、展示ブースの裏にひっそりと隠れていた。
今年も5点のステーショナリーオブザイヤーが、初日に決まったようだ。
■グランプリ
エナージェル(ぺんてる)
■入賞
「フラットかるヒット」(プラス)
「取扱説明書ファイル」(キングジム)
「リングファイル カドロック&ツイストリング」(LIHIT LAB.)
「OJスイングバード」(ミドリ)
去年もグランプリは、ぺんてるの「デコプチ」で、ぺんてるは二年連続となる。「エナージェル」は評判が良いので、順当なところだろう。
面白いのは、プラスで、去年は「かるヒット」で、今年は「フラットかるヒット」と、ふらっとクリンチにしただけで、今年も受賞となっている。きたきつね的には、ミドリの「OJスイングバード」が、ステーショナリーオブザイヤーらしいかなと思う。
だいたいステーショナリーオブザイヤーの選考基準が良くわからないところがあって、全く販売実績の無い新製品が入っていたり、販売成績が良いのに入っていなかったりと首をかしげるところだ。実際、昨年のステーショナリーオブザイヤーのOMYの「スライドカッター」は、ユニークな機構で面白いけれど、残念ながら今のところ商品化されていないので、販売実績がないということになっている。
去年も書いたと思うけれど、グッドデザイン賞と同じで、エントリー制なので、エントリーがなければ対象にならないのが問題だろう。それと、ISOTには、国内有力メーカーが参加していないから、ここにもねじれが出てしまっている。いつも思うのだけれど、ISOT参加者の投票で決める方式が取れないだろうか。
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文房具ファンのお祭り国際文具・紙製品展(ISOT2006)に行ってきました。ISOTは17回皆勤となった。
今年は、国際オフィス機器展、バラエティーギフト国際商談展、オフィスセキュリティEXPO、東京国際ブックフェアが同時開催ということで、受付が複雑になっていた。去年は、全ての展示会がひとつの参加証で入場できたが、今年は東京国際ブックフェアだけが独立していた。東京国際ブックフェアに来た人が、ISOTに入ろうとして断られていたのが気の毒だった。
会場内は混雑していて、昨年よりも入場者が多い感じだった。主催者の発表では、3日間の来場者総数が5万1,412人と前回の3万9,229人に比べて31%増というのもうなずける。昨年は、東京国際ブックフェアの人も来ていて、カウントに入っていないはずだけれど、それほど混雑した感じはなかった。複数日来ていた人をカウントするともっと多くなるのだろう。
ISOTのスペースは、展示場2区画で昨年よりも若干狭くなっている感じがしたし、ブースも小さいところが多かったような気がしたけれどどうなんだろう。今年は「デザイン ステーショナリー ワールド」というコーナーがあったけれど、空振りの感じがした。
パイロット、三菱鉛筆などの多くのメーカーが今年も出展していないけれど、本当にこんな状態でいいのだろうか。日程を合わせて、会場外でファンシーなどのメーカーが商談会を開催しているようだし、大手は別の日程で商談会を開催している。主催者が変わったからといって、業界団体が協力体制を取れないというのはいかにもおかしいと感じる。
メーカーは、ユーザーの声を直接聞くことのできるいい機会だと思う。商談会で、小売や卸と情報交換するだけでよしとするのだろか。大メーカーでもISOTに小さなブースでいいから、これ一番という製品と開発や企画担当者を張り付けるということができないのだろうか。
でも、一年に一度しか会えない人たちと交流することができたり、メーカーの裏話が聞けたりと楽しい一日だった。
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モノマガジンの7月16日号の巻頭企画に『閃きの”瞬間”を文字にする~水性ボールペンの実力~』があったので買ってきた。
7ページの特集で、「ボールぺんてる」から始まる水性ボールペンとその流れにつながる中性インクの「ハイブリッド」と最新の「エネジェル」の紹介している。
続いて水性ボールペンを愛用する6人の愛用品とそのこだわり、編集部の厳選した水性ボールペンが陳列されている。
中性インクの「ハイブリッド」が、ゲルインクボールペンの元祖という記述があるが、サクラクレパスの「ボールサイン」が世界初だろう。
ぺんてるは、ゲルインクという名称を使いたくなかったので、「ハイブリッド」を発売するときに「中性インク」という名称を使ったはずだ。
水性ボールペンの特徴を「万年筆さながらの『書き味』とボールペンの手軽さ」と表現しているが、そのところがまさに水性ボールペンが日本オリジナルなのに欧米で好まれている理由なのではないだろうか。
小学生の時から習字で万年筆を使っている欧米人が、手軽に使える万年筆として水性ボールペンを選んだということだろう。国産にない万年筆のインクが使える水性ボールペンが作られるというのも必然なのだろう。
ゲルボールペンも、最近の新インクを使った油性ボールペンも滑らかだけれど、書き味が水性ボールペンと微妙に違っている。
資料として買ってみたが、コストパフォーマンスはそれほど良くなかった。
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