水性ボールペンの実力
モノマガジンの7月16日号の巻頭企画に『閃きの”瞬間”を文字にする~水性ボールペンの実力~』があったので買ってきた。
7ページの特集で、「ボールぺんてる」から始まる水性ボールペンとその流れにつながる中性インクの「ハイブリッド」と最新の「エネジェル」の紹介している。
続いて水性ボールペンを愛用する6人の愛用品とそのこだわり、編集部の厳選した水性ボールペンが陳列されている。
中性インクの「ハイブリッド」が、ゲルインクボールペンの元祖という記述があるが、サクラクレパスの「ボールサイン」が世界初だろう。
ぺんてるは、ゲルインクという名称を使いたくなかったので、「ハイブリッド」を発売するときに「中性インク」という名称を使ったはずだ。
水性ボールペンの特徴を「万年筆さながらの『書き味』とボールペンの手軽さ」と表現しているが、そのところがまさに水性ボールペンが日本オリジナルなのに欧米で好まれている理由なのではないだろうか。
小学生の時から習字で万年筆を使っている欧米人が、手軽に使える万年筆として水性ボールペンを選んだということだろう。国産にない万年筆のインクが使える水性ボールペンが作られるというのも必然なのだろう。
ゲルボールペンも、最近の新インクを使った油性ボールペンも滑らかだけれど、書き味が水性ボールペンと微妙に違っている。
資料として買ってみたが、コストパフォーマンスはそれほど良くなかった。
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