ISOT2006 全体の印象
文房具ファンのお祭り国際文具・紙製品展(ISOT2006)に行ってきました。ISOTは17回皆勤となった。
今年は、国際オフィス機器展、バラエティーギフト国際商談展、オフィスセキュリティEXPO、東京国際ブックフェアが同時開催ということで、受付が複雑になっていた。去年は、全ての展示会がひとつの参加証で入場できたが、今年は東京国際ブックフェアだけが独立していた。東京国際ブックフェアに来た人が、ISOTに入ろうとして断られていたのが気の毒だった。
会場内は混雑していて、昨年よりも入場者が多い感じだった。主催者の発表では、3日間の来場者総数が5万1,412人と前回の3万9,229人に比べて31%増というのもうなずける。昨年は、東京国際ブックフェアの人も来ていて、カウントに入っていないはずだけれど、それほど混雑した感じはなかった。複数日来ていた人をカウントするともっと多くなるのだろう。
ISOTのスペースは、展示場2区画で昨年よりも若干狭くなっている感じがしたし、ブースも小さいところが多かったような気がしたけれどどうなんだろう。今年は「デザイン ステーショナリー ワールド」というコーナーがあったけれど、空振りの感じがした。
パイロット、三菱鉛筆などの多くのメーカーが今年も出展していないけれど、本当にこんな状態でいいのだろうか。日程を合わせて、会場外でファンシーなどのメーカーが商談会を開催しているようだし、大手は別の日程で商談会を開催している。主催者が変わったからといって、業界団体が協力体制を取れないというのはいかにもおかしいと感じる。
メーカーは、ユーザーの声を直接聞くことのできるいい機会だと思う。商談会で、小売や卸と情報交換するだけでよしとするのだろか。大メーカーでもISOTに小さなブースでいいから、これ一番という製品と開発や企画担当者を張り付けるということができないのだろうか。
でも、一年に一度しか会えない人たちと交流することができたり、メーカーの裏話が聞けたりと楽しい一日だった。
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