ISOT2006 消しゴムはんこ
消しゴムはんこ専用の消しゴム、ヒノデワシの「はんけしくん」を使っていた、消しゴムはんこの巨匠ナンシー関女史が急逝してから早くも四年になった。
ナンシー関女史亡き後、消しゴムはんこ界に彗星のように現われた津久井智子さんが、ヒノデワシのブースで消しゴムはんこの実演をしていた。本人は「消しゴムはんこ職人」と自称しているだけあって、手際の良いこと、あっというまに色々な消しゴムはんこを彫って見せてくれた。
津久井さんが使っているのは、Lサイズの刃のカッターナイフで、ナイフを固定して消しゴムを動かして彫っていた。きたきつねは、角度のきついアートカッターで消しゴムはんこを彫っていたので、ビックリした。でも、津久井さんの方法のほうが合理的かもしれない。
今回の実演は、津久井さんがプロデュースした消しゴムはんこを作るのに最低必要なものがセットされている「はんけしくん消しゴムはんこ ことはじめSET」のプロモーションということだった。
消しゴムはんこ専用の消しゴムメーカーの雄「ヒノデワシ」に、今回SEEDが「けしごむはんこ ほるナビ」と「けしごむはんこラクほり」の二種類の消しゴムで挑戦している。
「けしごむはんこ ほるナビ」は、消しゴムの表面に着色した部分を作って、彫ったところが白くなって見分けやすくなっている。消しゴムの硬さも消しゴムはんこ専用に調整されているらしい。
「けしごむはんこラクほり」は、カッターナイフを使わずに先端がとがっている爪楊枝のようなもので彫ることができるというもので、子供用と考えるとよいのだろう。彫るというよりも、掘るという感じになるので、どうしてもクリアーな印面にならないというのが欠点だろう。
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コメント
べにさん
彫刻刀ですか。きたきつねはデザインナイフを使っています。
ISOT行かれたのですね。津久井さんの実演見ましたか。あの大きなカッターナイフでスイスイと彫っていくのはすごかったですね。
海外のメーカーはどんどんよい会社がこなくなっています。最近ははずればかりです。
投稿: きたきつね | 2006年7月26日 (水) 22時46分
初めまして。べにと申します。消しゴムを彫刻刀で彫っている者です。
私もISOT行ってきました。中国・台湾のメーカーが目当てだったのですが、これらの出展メーカーもだいぶ様変わりした感がありました。楽しみにしていたメーカーさんが今年は出展しておらずガッカリ。確かに100円ショップ風のブースが多かったですね。最終日は「2個100円」などのサンプル販売の貼り紙が目立ってました。
国内では、個人的にはSEEDさんの版画用消しゴムに期待大といったところです。
あ、キタキツネさんにリンクしていただいていることに今気がつきました(笑) ありがとうございます!
投稿: べに | 2006年7月26日 (水) 15時39分