ボールペンとえんぴつのこと
夕方仕事疲れの重い足を引きづって帰ってきて玄関の郵便受け見たら、銀座のボールペンと鉛筆のセレクトショップ『五十音』の宇井野京子さんから、近著『ボールペンとえんぴつのこと―銀座の小さな文具店』が届いていた。著者からの寄贈ということで、きたきつねのことを覚えてくれていて嬉しい。
早速、読み始めたら、文房具好きが書いた本だから、共感できることばかりで、やめられなくなって一気に読んでしまった。
きれいな写真とともに『五十音』を始めるに至ったことから、苦労話、お店の日常などのエピソードが一杯だ。
初めて『五十音』に行ったときは、住所の紙を持って、同じ所を行ったり来たり、随分迷ってたどり着いたことを思い出した。今は、工事現場の壁に表示があるので、間違えることはないだろうけれど、本の中にある看板が表通りに出ていなければ、はじめの人には迷路が待っているだろう。
店内は、本当に狭いけれど、宇井野さんが集めたボールペンと鉛筆とちょっと面白い小物が並んでいる。売っているのに売ってくれない理由は本を読んで貰えばわかるだろう。
この本で一つ残念なのは、109ページと128ページで、著者近影が後ろ姿というところだ。この本を読むと、著者の宇井野さん会いたくなるので、是非『五十音』に来て欲しいということなのだろう。
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