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2006年12月20日 (水)

フリクションライン

Frixionパイロットらか11月末に発売された消すことのできるラインマーカー「フリクションライン」が小田急新宿の伊東屋にあったので、買ってきた。

メル券があったので、税抜き150円。

「フリクションライン」は、摩擦熱で透明になる新開発の「フリクションインキ」を使ったということで、蛍光色のインクで書いた跡を、ペンの尻についた灰色のプラスチックでこすると、あら不思議消えてしまう。これまでも三菱鉛筆の「プロパスイレーザブル」のように消すことのできるラインマーカーがあったけれど、それと違い消しカスが全くでないというのが特徴になる。それも、インクが透明になるだけで、紙の上から剥がしとられたわけではないから、消しカスがでるわけがない。

「フリクションインキ」は、60度以上で透明になり、−10度以下で色が元に戻るインクだ。実は、このインクは2002年11月にパイロットが発売した色が変わるゲルボールペン「イリュージョン」に使われていた「メタモカラーインク」と原理は同じものだと思う。「メタモカラーインク」は、高温で変色して、低温で元に戻るというから「フリクションインキ」と性質は同じだろう。

「使われていた」と書いたのは、廃番になってもう出荷されていないようだからだ。どんな用途を想定して開発したのか意図が分からなかった。予想通り売れなかった。

ただ、「フリクションインキ」のすごいのは、高温になると透明になってしまうという点だろう。「メタモカラーインク」の失敗から、新しいインクを作り上げたということになる。黒インクが赤や青に変わっても、面白くもおかしくもないけれど、透明になるというのは応用範囲が広くなるだろう。


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