デジカメ達
きたきつねが文房具のサイトで使う画像を撮影してきたデジカメ達を紹介したい。
初代は、カシオのQV-10で、壊れて手元にないのでモデルにはオークションで手に入れたQV-10Aになってもらった。レンズの前にルーペを付けて接写もできたし、よく働いてくれた。画素数が、320×240と今では想像もできない。メモリーも内蔵で98枚だった。
固定焦点だったけれど、マクロポジションもあったし、画素が少ない分低照度に強かったので、部屋の蛍光灯で十分撮影できた。1994年当時の定価が65,000 円と現在ならば相当ハイスペックなコンパクト機が買える値段だった。当時は、売れていてなかなか手に入らなかった。注文して2ヶ月以上待ったと思う。
液晶モニターで画像を見ながら撮影できて、撮影した画像を直ぐにチェックできるので、何度でも取り直しができるという、それまでのデジカメと全く違った使い方ができるようになった。レンズが回転できるのも、照明の制約がある文房具撮影には便利だった。
ちょうどインターネットのHPが普及し始めた頃で、HP用の画像を手軽に撮影できる装置として爆発的に売れ、その後のデジカメブームに火を着けたエポックメーキングなデジカメだろう。
2代目は、カシオのQV-770。640×480のVGAのデジカメで、1998年発売で定価53,000円だった。たぶん29,800円くらいで買ったような記憶がある。
QV-10では手動切り替えだった絞りも自動切り替えになって、ずいぶん楽になった。簡易動画やパノラマ合成ができたりとずいぶん機能が増えていた。このデジカメもルーペを使ったマクロ撮影ができた。
低照度に強かったので照明も簡単だった。なんといっても、蓄光樹脂の光を撮影できたのは、このQV-770だけだった。文房具の撮影で一番使ったのがこのデジカメになる。
画像がVGAということと、メモリーが内蔵なので、撮影枚数が限られること、データーの読み取りが専用のケーブルとソフトが必要で、Macintoshの新しいOSへの対応ができないなどの問題があり、泣く泣く3代目を買うことにした。
3代目は、2001年発売のカシオの8倍ズームのQV-2900UXで、1600×1200の画像の200万画素で、CFが使えるようになった。マクロが1cmまでとなって、ルーペを使わなくても良くなった。
ズームが使えるので、望遠を使うと引きがとれるし、画像のゆがみを小さくすることができるようになったのも収穫だった。このデジカメもレンズが回転できるので、撮影アングルの自由度が高いところも良かった。
問題は、QV-2900UXの図体が大きいことで、ポケットに入れて持ち歩いて撮影するのには不便だった。見本市などには相変わらずQV-770に頼ることになっていた。
そんな時にカシオから薄くてコンパクトで3倍ズームのついたデジカメがでたので、4代目を使うことになった。
4代目は、これもカシオのEXILIM EX-Z30で300万画素のデジカメだ。実際、はがきサイズ以上のプリントは不要なので、全ての画像は200万画素で撮影していた。
EX-Z30は、2004年発売で、厚さが23.1mmと薄く非常にコンパクトになって、常時ポケットに入れて持ち歩くことができるようになった。このカメラを使うようになってから、新聞の切り抜きなどメモ帳的な使い方をするようになり、年間の撮影枚数は飛躍的に増加することになる。
それと、電池がリチウム蓄電池となって、3代目までのニッケル水素蓄電池と比べると、一回の充電当たりの撮影枚数が多くなり、電池の心配なしで使えるようになった。
マクロは6cmとなっていたけれど、画素数が大きいので切り抜きすることで拡大した画像としてつかうことにした。
毎日持ち歩いていたので、液晶画面が傷がついて一部見えなくなってきたので、5代目の登場となった。
5代目は、2007年3月発売の、720万画素、7倍ズームのカシオEXILIM EX-V7である。特に大きく変ったのは、液晶画面が2.5インチで高輝度になったことで、非常に見やすく、屋外の明るいところでの撮影が楽になったことだ。まだ使い込んでいないけれど、ポケットの中に入れて持って歩くと、モード切替のダイアルが簡単に動いてしまうことで、これで失敗が多いのが困っている。
非常に良いと思うのは、手ぶれ防止とポスター等を斜めに撮って変形した画像を、正面から撮ったように補正してくれる機能で、特に斜め補正は新聞の切り抜きなどの時に便利に使っている。
デジカメは新しくなる度に機能は向上して簡単に「きれいな」画像が撮影できるようになっているけれど、思い通りの「美しい」画像にはならないのが悩みだ。これは、いくら高級なカメラを使ってもできないセンスの問題だから、一生無理かもしれない。
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