モンブランの古いインク
実は、このインクが使われずにいた訳があるということで、話をきいた。彼は、大学生の時に論文を書くのに万年筆と一緒に、ブルーブラックとこの黒のインクを買って、最初にブルーブラックを入れて使っていたそうだ。
ある日、ポケットに万年筆をさして、公衆便所に入って大をした後で、ふとした拍子に万年筆が便槽に落ちてしまったという。昔は水洗ではなくボットン便所だったので、万年筆は救出できず、それ以来万年筆を使わなくなったので、黒インクが手つかずで残ったということだ。
値札が残っていて、販売価格が270円となっている。多分、学生生協で、一割引だったのだろう。
きたきつねも、このボトルインクの使いかけを持っているけれども、箱はないし、ボトルのラベルも汚れてしまっている。
これは大事に取っておくことにしよう。
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