趣味の文具箱 vol.7
先週23日に発売になった『趣味の文具箱 vol.7』がamazonから届いた。
文具箱といっても万年筆が中心で、駄文具が好きなきたきつねにとっては、もう少し他の文房具も出して欲しいと思ってしまう。
万年筆の方が単価が高いので、カタログとしては広告が取りやすいのだろう。でも、内容がいつも一定の水準をクリアーしているところがすばらしい。
「ペンの道楽・人生の悦楽」ということで、色々な人の万年筆への思い入れが特集されている。中でも、C.W.ニコルさんの探検日記は興味深かった。
ブルーブラックインクで書かれた17歳の北極探検日記は、ちゃんと清書されている。
記念館や博物館に、昔の学生のノートが展示されているけれど、みんなカバーノートに清書してある。去年糸魚川のフォッサマグナミュージアムで見たナウマンのノートもそうだった。
以前、北大植物園の博物館で見た、佐藤昌介先生や宮部金吾先生のノートを見たことがあるけれど、これはすばらしいノートだった。昔は、教科書ではなく先生の板書と講義を筆記してノートを作って、それを教科書として使い続けるので、講義が終わった後、清書したのだ。
川口ペンドクターのインタビューと「石川金ペン物語」も良かった。
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