ISOT2007 全体の印象
仕事を休んで東京ビックサイトに行ってきた。
今回のISOTは、「オフィスセキュリティーEXPO」、「国際オフィス機器展」、「デザイン雑貨EXPO」、「国際雑貨EXPO」との同時開催ということで、人出は例年よりも多くなっていたのではないかと思う。主催者としては、人集めができたことをもって成功ということになるのだろう。
今年は、例年と異なり水、木、金曜日の平日開催となった。一般ユーザーが来やすい土曜日を避け、さらに「18歳未満の入場お断り」ということになっていた。主催者は、あくまでも商取引の場に限定したいようだ。
メーカーのブースで展示している新製品の話を聞くと、「ターゲットは女子中高生です」などと言う。例年の土曜日は若い人ユーザーも沢山来ていたので、メーカもユーザーの話を聞くことができたけれど、今年は業界関係者ばかりが多くなって、ユーザーの生の声が聞けなくなってしまったのではないだろうか。
小売りや卸は、ユーザーの声を代表しているのかといえば、売り上げからユーザーの動きが見えるだけで、ユーザーの声は聞いていないはずだ。何故かといえば、多くのユーザーは、よほどの苦情や困ったことがない限り店頭で声を出すことはないからだ。
ISOTに来るユーザーは、それぞれ文房具に関心が高く、多くのユーザーを代表するような興味を持ってくるので、メーカーにとっては非常に有効な情報源だ と思う。それが、黙って待っていても来てくれるわけだ。そんなチャンスを逃すような企画を考える主催者に文句を言わないメーカーが多いということは、不思 議でならない。
あまり五月蠅いことをいっていると、来年は、メーカー単独の展示会と同じように、一般ユーザー排除ということになるかもしれない。桑原桑原。
参加企業は、PILOT、三菱鉛筆、コクヨなどメージャーなメーカーが今年も不参加ということで、非常に寂しかった。全文協の求心力の低下ではないかと気になるところだ。
常連のステットラーなども見られなかったのも気になる。ユーロ高で日本でのビジネスが苦しくなったということでもあるまい。
海外の企業は、今年も前年より少なくなったような気がする。前年になかなか面白いと思ったメーカーは来ていない。ヨーロッパからは数えるほどで、韓国、中 国、香港、台湾のメーカーばかりという感じで、それも極端にレベルが落ちてしまっている。本当に見るべきものはほとんどないという印象だった。
メーカーによって、濃淡があるけれど、気になる新製品が沢山見ることができた。
きたきつねの調べた新製品の発売日程については、「きたきつねの文具館」に掲載予定なので、そちらを参照して欲しい。
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コメント
わっしーさん
お疲れ様でした。時間があればオフ会に参加して欲しかったですね。
情報交換の場にすればいいのにと思います。
入れなかったのはプラチナでしょう?あそこはいつでも、商談以外は排除です。まだましになった方です。
足がパンパンに張っています。でも心地よいです。
投稿: きたきつね | 2007年7月 7日 (土) 22時13分
どもー!お疲れ様でした。
前年までの経緯はあまりわかってませんでしたが自分としては楽しめた展示会ではありました。
ああゆう広い場所でバルーンとか上ってると興奮しますね(笑)
国産文房具中心で見て回るとなると少し物足りない感じかもしれません。
とあるブースでは完全に商品展示のみで名札は「量販」となるもののバイヤーではない私は入り辛い(入れなかった)ところもありました。
せっかく展示会なんだから(はい。ミニスカ嬢はどうなのか?とは思いますが)東洋最大級を謳うのならもちっと楽しくできんのやろか?も思いましたです。
これから関西も展示会があるでしょうけど「商談会」を前面に押し出さなくてもいいんじゃないのかなーと思ったわっしーでした。
またお会いできるのを楽しみにしております。どもー!
投稿: わっしー | 2007年7月 7日 (土) 18時12分