ISOT2007 海外メーカーのブース
去年、きたきつねが注目ししていた、Purple Cowという台湾メーカーのカッター製品が、TOOのブースで紹介されていた。それにしても、パープルというのは気味が悪い色だ。アメリカ人は好きな色かもしれないが、日本人には我慢できるだろうか。
ひどいメーカーは、コピー商品をもってきて堂々と展示しているところもあるらしい。初日に全文協など(?)の人が巡回して、注意して、棚から下ろさせたりしたらしい。聞くところによると、今年は三菱鉛筆の製品のコピーが多かったということだ。
回っていると、どこかで見たことのあるボールペンがあったりして、聞いてみるとダイソーにOEMで出しているというメーカーもあった。
今回注目は一社だけで、LEE TACK STATIONERY MANUFACTORY LTDに注目したい。この会社は、香港の「LETACK」ブランドのステープラーとパンチなどのメーカーで、中国に工場があって、OEMやODMが得意なようだ。
展示されているステープラーなどを見ても品質管理がしっかりしているし、海外との取引が多いことが直ぐに分かる。
ブースのにいるスタッフも、きちんとしていていて、日本語を話せるスタッフもいた。お茶を飲んで、仲間と話したり、携帯電話をしていたりする行儀の悪い海外メーカーと一線を画している感じだ。
LETACKで注目したのは、ステープラーのリムーバーで、きたきつねもこれまで色々なリムーバーを使ってきたけれど、これほどスムースに針を綺麗に外すことのできる製品は見たことがない。
針の下に入る部分が、薄くて強度のある鋼板を使っているのと、形状が良く広い面積で紙を押さえることができるというところが際だっている。「LETACK」には、従来型のリムーバーもあるけれど、これは新製品のようだ。
紙を押さえる部分の一方の後端に磁石が仕込まれていて、外した針を集めることができるようになっている。これも気が利いていると思う。でも、机の上に磁石を置くのをきらう人もいるので、注意が必要かもしれない。昔のように、机の上にフロッピーディスクがあって、磁石で消えたなどという悲劇は最近はとんと聞かなくなっているので、杞憂かもしれない。
同じLETACKで面白いと思ったのは、まだ試作の段階らしいけれど、7mm×21mmと幅の広い針を使うステープラーがあった。
ステープラーの背の部分が広いので、色々な図柄を印刷したり、文字を入れたりすることができるし、穴を開けることもできる。スクラップブッキングの飾りとしても使えるかもしれない。
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