開拓使の文房具の注文書
鉛筆50ダース、消しゴム付き鉛筆30ダース、ペン先1グロスの購入見積もりだ。
鉛筆1ダース60銭、消しゴム付き鉛筆1ダース25銭、ペン先1グロス1円となっている。消しゴム付き鉛筆の方が安いというのは良くわからない。
鉛筆とペン先の見本が付いていて、それと同じものを購入したいということだろう。
鉛筆のメーカー名があって、書類の文字は判読が難しいけれど、サンプルの鉛筆の文字が読めて「DIXSON'S PENCILE FACTORY」と書いてあった。アメリカのメーカーのようだけれど、調べてみよう。
ペン先については、「此は外事係横文認用従前の分(J)ペン先なり、需用主他より見本のもの1本を得、良品に付き右を要すとも、東京横浜等尋ねたるに売品なし、故に代価不分明なれど代価に此れ予定す」ということ書いてある。
当時は鉛筆やペン先はそれほど簡単に手にはいらなかったのだろう。
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