京都文具探訪
京都在住のイラストレーターのナカムラユキさんの『京都文具探訪』 が11月に発刊された。
京都市内の文具店を巡ってのデッドストック探し、京都の骨董市、京都ではないけれど文具関係の資料館、ご自分のアトリエで活躍する文房具達を綴っている。
文章はもちろん写真とイラストは著者の作品だ。写真は、それほど上手というわけではないが、雰囲気があって、わざとホワイトバランスを電灯にして、レトロな感じをだしている。
文具店で購入した文房具は、写真の他にそれぞれ解説が付いているのが親切だ。
ナカムラユキさんは、文房具好きなんだけれど、雑貨的な視点で文房具を見てるなと感じた。地方の文具店巡りは「四次元ポケット研究所」の所長のどらさんが得意だけれど、著者のナカムラユキさんとちょっと視点が違っている感じがする。
月刊「文具と事務機」を発行しているニチマの福地社長が、巻頭のコラムで小売店が激減していることをいつも嘆いている。でも、この本を読んでも判るように、後継者もなく最後の店主が店を守っているので、店主に何かあれば無くなってしまうお店が地方には沢山あるから仕方がないところがある様な気がする。
京都市内でこのような状況だから、人口減と不況が続く地方ではもっと顕著だろう。
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コメント
どらさん
そうですか。学校前の文具店も随分なくなっています。
それと、なんでも競争入札で、学校と連携が取れなくなってきたところもあるのではないでしょうか。
来週、また札幌に行きます。滞在20時間くらいの予定です。
投稿: きたきつね | 2007年12月19日 (水) 22時44分
地方の文具店巡りが得意などらです(笑)。
最近の調査では、小学校の正門前にお店を構えていたところ、学校の改修で正門が変わってしまい、小学生が来なくなって閉店しようとしているお店があることが分かりました。
今後も調査を続けます!
投稿: どら | 2007年12月19日 (水) 21時04分