google.com, pub-7269144570220091, DIRECT, f08c47fec0942fa0 無料ルーズリーフ: きたきつねの文房具日記

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2008年3月30日 (日)

無料ルーズリーフ

『タダコピ』という無料のコピー機を大学に展開している話は聞いたことがあったけれど、無料のルーズリーフを配るビジネスのことは知らなかった。日経BPネットの記事を見ていて判ったのだけれど、去年の10月から大学の生協などで無料のルーズリーフ『エコフル』を配っているらしい。

『タダコピ』では、裏面に広告を印刷したコピー用紙を使うという方法で、広告料でコピーを無料にしている。『エコフル』では、ルーズリーフの下の縦3.3センチ、横16.7センチに広告を印刷することで、広告料を集めて無料にしている。この二つは、類似のコンセプトのビジネスといってもいいだろう。

学生を対象としたコピーとルーズリーフの広告は、簡単に捨てられることがないし、試験の前に必ず見ることになるから、テレビや雑誌の一過性の広告と違い、効果が持続するというところが狙いだろう。

『エコフル』は、コクヨS&Tが製造及び加工したルーズリーフ用紙を使っていて、16枚1セットで、専用のディスペンサーで一人一日1セット配布する形となっているらしい。用紙の品質にこだわっているので、安くて使いづらいルーズリーフでは使われないし、リピーターは出てこないことを考えているところは、非常に良い。

エコということで、無塩素漂白パルプに古紙パルプを配合した再生紙に、大豆インキで印刷しているのも売り物にしている。

広告面積は、色々と試して決めているということで、裏面を全面広告にしている『タダコピ』と違っているところだ。

ノートやコピー用紙だと、ボールペンなどの印刷面積の小さいノベルと違うのは、社名とキャッチフレーズだけでなく、色々な情報を盛り込めることも大きいだろう。

『エコフル』は、現在10大学で展開されているようだけれど、広告効果が大きいということになれば、地域の広告も増えるだろうから、全国展開となるのではないだろうか。コピーと違い、機械の設置とメンテナンスにかかるコストが小さいことも『タダコピ』よりも低コストになるので、広告費も低く抑えることができて、クライアントも集めやすいかもしれない。

面白いビジネスを考えるものだ。

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