google.com, pub-7269144570220091, DIRECT, f08c47fec0942fa0 トンボ鉛筆「Air Press」 (3): きたきつねの文房具日記

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2008年6月28日 (土)

トンボ鉛筆「Air Press」 (3)

きたきつねは、3年前から文具紙製品業界の専門誌「文具と事務機」に『きたきつねの文具批評』という600字ほどの短いコラムを連載させてもらっている。時々、勝手に毒を吐いているので、編集部には迷惑をかけているようだ。

「文具と事務機」4月号にトンボ鉛筆の「Air Press」を取り上げたけれど、トンボ鉛筆から発行元にクレームがきたらしい。

このブログでも、トンボ鉛筆「Air Press」 (1)で、欠点として中芯が短い特殊なものを使っていることを指摘したが、コラムでは「インクの量が少ないことは致命的な欠陥となる
」と少し強く書いた。

これが「新製品のリコールを想起させる危険な文章」というのだ。確かに、致命的というのは強い表現だが、フィールドユースを考えると、田舎の文具店やコンビニなどで簡単に手に入らない特殊な中芯を採用したことは、致命的といえるのではないだろうか。

実際に、5月の連休中にアウトドアでの実用性を試そうと「Air Press」を持って離島に行ってきたが、4日間の後半はインクが無くなりそうになった(もちろん三菱鉛筆の「Power Tank」をバックアップに持っていったので、問題はないのだけれど)。

大都市の街中で使うアウトドア風のファッション筆記具というのであれば、どんな中芯を使っても問題ないと思う。だから、同じサイズの中芯を使っている同社の「PFit」は、タウンユースのメモ用なので、中芯の短さは問題にならないだろう。

もう一つのクレームは、「氷点下の環境や高い山での利用は難しいだろう」と書いたのだが、「Air Pressは、氷点下5度で使えるし、高気圧下でも使用に耐えうる」というものだ。

普通のボールペンでも氷点下5度くらいなら何とか使える。氷点下で使えるというのは、-20度くらいまで使えるものではないだろうか。高山では低気圧で、低温という条件となるからさらに厳しい条件になるだろう。

きたきつね自身は、実際に「Power Tank」を氷点下20度近くまで屋外で使ったことがある。でも、きたきつねが「Power Tank」を紹介してアウトドアで使っている友人からは、屋外に放置しておいたら、氷点下15度くらいから使えなくなったといわれたことがあるから、低温 条件はボールペンにとって非常にクリチカルな環境条件になるといえるのではないだろうか。

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