「書く・貼る・捺す・綴じる」展2008
会場内は、普通の展示会のように各社別のブースがあるのではなく、アイテム別のカウンター形式の展示で、同じカウンターにメーカーが混在していた。説明者は全員同じオレンジ色のポロシャツを着ていて、胸に小さくメーカー名が入っているだけなので、間違って他のメーカーの人に質問してしまった。
きたきつねの行った時間帯は、人が少なめでゆっくりと商品を見ることができて、話も聞くことができた。ISOT2008で一度見ているものだったけれど、見せ方が違うと随分イメージが違うものだ。
「貼る」のニチバンのセロテープのところで、セロテープアートの作品があった。セロテープを固めて作る造形で、マスキングテープのアートといい色々なアートがあるものだ。セロテープ誕生60周年を記念したセロテープアートの展示会もあるらしい。

入り口を入ったところに、各メーカーの古い製品が展示してあった。このような展示はなかなか良いと思う。
キングジムが8月25日に発売したばかりの「帰宅支援キット」を紹介していた。「帰宅支援キット」は災害時に勤務先から帰宅するまでに必要なグッズを集めたもので、保存水、ライト、ウィルス不活性マスク、非常用簡易トイレ、滑り止め付き軍手、エマージェンシーブランケット、プレーンクッキー、コインティッシュ、ポケットティッシュ、ナップザックの10点がA4のファイルサイズの箱に入っている。
絶対必要で足りない物があったので、教えてきた。それはガムテープだ。新潮社の広報誌「波」に8月まで連載されていた西村淳さんの「身近な物で生き残れ!」の中で、ガラスの破片が散らばる瓦礫の中を歩いて帰るときに雑誌で簡易ブーツを作ったり、段ボールハウスを造るためなどにガムテープは必須の道具になると紹介されていた。
きたきつねなどは東京都内で被災して自宅に帰るとすれば60キロ歩くことになるから、動かない方がいいかもしれない。

帰りにプレゼントの抽選と各社のおすすめ商品の袋詰めをお土産に貰ってきた。
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コメント
きたきつねさん
お忙しいところ、出し抜けの面倒な質問にお答えくださってありがとうございました。
年代からいってもたぶん思っていたもののようですので、これをもとにまた調べていきたいと思います。
貴重な情報ありがとうございました。
投稿: けふこ | 2008年9月 5日 (金) 06時08分
けふこさん
判読できない部分もありますが、説明文にこのように書いてあります。
ゴム糊
アラビックヤマト糊の容器(?)
発売時期 昭和28(?)~43(?)年
投稿: きたきつね | 2008年9月 3日 (水) 21時37分
初めまして
時々こちらを読ませていただいている者です。
今回、きたきつねさんがアップされました画像のうち、2枚目のものについてお尋ねします。
これは、ヤマト糊さんの過去の製品だと思われますが、画像右奥の赤い蓋のついたガラス瓶は何でしょうか?
私は以前から、昔のガラスびんに入ったアラビア糊について調べています。
「象印」「不易糊」から出ていたアラビア糊のびんの画像または現物は見つかったのですが、「ヤマト糊」から出ていたアラビア糊のびんはまだ見つかっておりません。
説明文がついているようですが、お手元の画像で文字が読めるようでしたら、何と書いてあるのか教えていただけないでしょうか。
どうぞよろしくお願いいたします。
投稿: けふこ | 2008年8月29日 (金) 22時14分