低粘度油性インク戦争勃発か
三菱鉛筆の油性ボールペン「ジェットストリーム」に対抗して、パイロット万年筆が発売した低粘度油性インクを採用した「アクロボール」を買うことができた。
「アクロボール」は、インクの粘度を従来の五分の一にして、滑らかな書き味を実現しただけでなく、インクに潤滑剤を配合して書き出しもスムースにしたということだ。
三菱鉛筆は、筆記摩擦比という表現を使っていて、従来品と比較して0.7mmボール径で40%から45%程度ということだから比較できないけれど、実際に使ってみると微妙に違う。
きたきつねの好みからいうと、「アクロボール」の方が書き出しの感じがわずかに重い感じがして、非常に良いと思う。「ジェットストリーム」だと書き出しからスルリとなってしまい、字が崩れがちになる。この辺りは、好き嫌いの世界だろう。
筆記具の二巨頭が、火花を散らすことになるのか、平和に住み分けるのかは、これからということだ。
低粘度インクは、これまでもオート、ゼブラ「ジムスティック」、ぺんてる「ローリー」などが挑戦していて、そこそこのレベルまでいってた。パイロットも、Dr,Grip用のAインクという低粘度インクを出している。
ところが三菱鉛筆「ジェットストリーム」が、飛び出したので、パイロットが大慌てで追撃したというところだろう。競争は良い物を生み出す原動力だろうか。
最後に「アクロボール」のデザインは、どうも好きになれない。安いボールペンは安っぽいデザインというコンセプトがあるのだろうか。パイロットは、フリクションボールにしてもデザイン的にはゴミ。もちろん三菱鉛筆も同じだから、そんなところで張り合わなくても良いと思うけれどどうなんだろう。
デザインについては、今度きたきつねの考え方を書いてみようと思う。
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