PENPASS

レイメイ藤井のペンタイプのコンパス「PENPASS(ペンパス)」が、今年のグッドデザイン賞を受賞したのは、10月14日に記事にした。
「PENPASS」が面白いのは、受賞領域が「社会領域 - 教育・人材育成に用いられる機器・設備」となっていて、他の文房具が「産業領域 - オフィスで用いられる家具・機器・設備」と違っているのが面白いと思っていた。
「PENPASS」については、発売して直ぐに購入していて、非常に面白いと思っていたが、記事にするのを忘れていた。こんど新しく、これまでの鉛筆芯タイプに加えて、シャープペンシルタイプが発売になったので、遅ればせながら取り上げることにした。

コンパスのデザインは、高級製図器から学童用のものまで、ほとんどデザインが同じだった。機能が同じであれば、デザインも同じになるというのは普通だけれど、「PENPASS」はそこのところを非常にオリジナルな発想で、他の筆記具と同じ形にデザインしている。
針と鉛筆芯の保護のためにキャップを付けたという点も良いと思う。本体をダイキャストにして剛性を持たせているところや、中心器が組み込まれているところなど、機能的に十分な仕様となっている。
また、「PENPASS」は、コンパスを胸のポケットに刺して歩くことはないと思うが、小さな筆入れにでもいれることができるというのは非常に便利だと思う。
針先と鉛筆芯の調節のために、丸いナット(?)があるけれど、これを上手く納めたら、完璧だと思う。
今回、シャープペンシルタイプがでて、さらに使い勝手が良くなった。針は固定式になっているが、シャープペンシル部分が動かないようにねじで固定するようになっている。でもこのねじは必要なのだろうか。
最後に、キャップのクリップのデザインが、どこかで見たようなデザインなのがちょっと残念だ。せっかくのオリジナリティーに傷が付くような気がする。

| 固定リンク
コメント