明光商会の『古紙再生装置』
東京ビックサイトで開催中の『エコ・プロダクツ2008』の明光商会のブースで昨日プレスリリースされたばかりの新製品『古紙再生装置』を見てきた。
『古紙再生装置』は、使用済みのPPC用紙を原料に、漂白剤を使わず全自動で再生紙を作る装置で、実演していたけれど、非常に面白い。
写真の左側の装置が『溶解機』で、全面上部から使用済みのPPC用紙を入れると、水で溶解して、パルプにしする。そのパルプ液を右側の『紙漉き機』に送ると、抄紙、乾燥、裁断して、A4のPPC用紙として排出される。
できあがった紙は、脱墨をしていないので、トナーが残って少し灰色だけれど、オフィス内で使うには問題がないと思う。写真の上が、再生一回目の紙で、下が再生何回目かの紙で、やはり色が黒くなっている。
生産能力は、10時間1500枚で、水の使用量は200リットル、消費電力は3.8kWになっている。
この装置は、シュレッダーを使わずに書類のセキュリティーを確保できて、再生紙として使うことができるという興味深い装置といえよう。この装置は、SEEDがOEM生産しているようで、装置の表面に『SEED』の名前がついている。
紙の表面は、平滑になっている。
裏は、抄紙のときの網の跡がハッキリと判るけれど、コピーしても問題ないようだ。
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