キングジム「ポメラ」を試用することになった【まとめ】
「pomera」は電子筆記具という新しいジャンルの製品で、無駄な機能をすっぱりと落として、キーボードによるテキスト入力だけに特化させたところが良いところだろう。単純化したといっても、電源を入れて2秒で使うことができ、単4電池2本で約20時間使え、キーボードは本格的なパンタグラフ式にして、液晶も視認性を大事にしているなど、必要なところには力が入っている。
そのあたりの潔さが「pomera」の売りとなっている。使う方も割り切ってしまえば良いということなのだろう。ただ、できあがったテキストは、パソコンに移さなければ他に使えない訳で、そこのところがまだ完璧とはいえない。
パソコンとの連携については、本体に電源が入っていない状態で、パソコンとUSB接続すると、本体とmicroSDのファイルが確認できるし、パソコンに読み出したり、パソコンで作っ たテキストファイルを書き込んだりできる。ところが、microSDを取りだして、カードリーダーで認識させると、読み出し専用になって、ファイルを書き 込めないという不思議なことがある。
携帯電話でメールしたいといったことについては、ユーザーが色々と解決策を見つけてくれているようだし、これから色々な便利な使い方について情報がでてくることだろう。
問題点の指摘は、「pomera」を嫌っているのではなく、良い製品に育てたいという親心が感じられるものが多いような気がする。「pomera 2」に反映されることを期待したい。
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