キングジム「ポメラ」の開発者が語る
nikkeiBPnetのビジネ・スフォアフロントのサイトに、キングジムのデジタルメモ『ポメラ』を企画した開発本部電子文具開発部開発課リーダー立石幸士さんのインタビュー記事が掲載されている。
今回は、開発に至経過とコンセプトについての内容で、まだ続きがあるようだ。
「PDA(携帯情報端末)やUMPCにしてはいけないと思ったんです。もしそうしたら、既存の市場で戦わなくてはいけなくなるでしょう。NECさんや DELLさんなど巨人がたくさんいるところに行きたくないですよ。だったら、隙間を縫って味付けをし、新しい市場を開拓した方がいい」というのが大切なポントだと思う。結局多機能にしても、滅多に使わないから、シンプル・イズ・ベストということなのだ。
キングジムの売り上げは、テプラとファイルが拮抗する状況で、ファイルの市場はそれほど拡大する可能性はないから、テプラに加えて収益の柱になる電子文具の開発が必要なのだろう。
ただ、キングジムの電子文具としては、感熱紙デジカメ「ダビンチ」、小型プリンター「チャップリン」など途中で消えてしまった商品もあって、電子文具もなかなか難しい分野のようだ。きたきつねとしては「ポメラ」に頑張って欲しいものだ。
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