なにを買ったの? 文房具。
3月に刊行された、小説家、エッセイスト、写真家など多彩な片岡義男さんの「なにを買ったの? 文房具。」をようやく読み終えた。
2003年に出した「文房具を買いに」に続く文房具本の2冊目になる。
片岡さんの愛用している文房具や思い出のある文房具などを自分で撮影した写真と共に紹介している。「文房具を買いに」くらべて写真の割合が多くなっている。
国産の文房具は極わずかで、外国産の文房具がお好みのようで、それもノート類と筆記具が大部分となっている。
写真は、写真家としてのこだわりで、今では珍しくなってしまった銀塩のカラーリバーサルフィルムを使って撮影したということだ。それも自然光で撮影するという難行に挑戦しているけれど、そこまでする必要があるかなと思ってしまった。
片岡さんは、お父さんが日系二世で、ご自身も少年時代ハワイで暮らしたことがあるということで、ミードのノートやリーガルパッドなどのアメリカ製の文房具に思い入れがあるようだ。
片岡さんはSCOSなどの輸入文房具を扱っている文具店を巡って文房具を買っているようだ。
それにしても一生使い切れないほどのノートなどを買い集めているのようで、それに関してはきたきつねも同じ穴の狢なので、共感を持って読み終えた。
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