オフィスデポの閉店
結局、アメリカ型の事務用品と事務機器のスーパーストアーというビジネスモデルが日本の消費者に受け入れられなかったということになる。
きたきつねは、オフィスマックス、オフィスデポが開店した当時、直接幾つかの店舗に行ったことがあるけれど、店内を巡っていて、非常に強い違和感を感じていた。確かに安いけれど、顧客ターゲットが日本の消費者とは違うなということだった。
典型的だったのが、銀座伊東屋と数百メーター京橋よりの高速のガード下にあったオフィスデポだ。伊東屋は賑わっていても、オフィスデポはお客がまばらで非常に対照的だった。商品は安いけれど、同じ商品が並んでいても、実につまらないのだった。
多分、オフィスデポのターゲット顧客がアメリカのように小規模事業者やSOHOだったようだから、個人消費をターゲットにしていなかったということだろうけれど、大きなミスと言わざるを得ない。
「郷に入っては郷に従え」という諺は、なかなか良い言葉だ。
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コメント
日本にはアスクルが浸透していた、ということも見逃せないポイントでしょうね。個人ではなく小規模オフィス、というのはマーケティングとして正しいように思いますが、電話やFAXですぐ届くアスクルはさらに小規模オフィスの味方だったと感じます。
完全な撤退もすぐなのでしょうか… 残念です。
投稿: syaopairon | 2009年9月 8日 (火) 12時29分