竹の紙のノート
先日のエコプロダクツ2009での拾いもの。竹の紙のノート。
今、竹の利用がなくなったので、竹林が放置されていて、竹林が密林のようになっているだけでなく、周辺に広がり、里山の林を破壊するようになっている。また、九州などの筍の産地では、間伐した竹の処理が困っている。
そこで中越パルプ工業が竹を100%使った紙を開発したということだ。
竹のパルプは、現在主流の広葉樹のパルプよりも繊維が短いけれど、針葉樹のパルプよりも繊維が長いし、繊維が強靱なので強くしなやかな紙ができるようだ。
印刷インクののりも良いし、万年筆や水性ボールペンで文字を書いてみたけれど、インクを弾くこともなく、ペンの滑りも良かった。
竹の紙は、いくら竹があるからといって、それほど大量に生産することはできないけれど、エコをうたいたい企業が使う分にはいいだろう。
コクヨの琵琶湖のヨシを活用したエコ用紙「ReEDEN」と同じような位置づけの紙となるだろう。
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