趣味の文具箱 vol.16
先週「趣味の文具箱 16」が発売になった。Amazonから届いていたけれど、ちょっと忙しくて見るヒマがなかった。
趣味の文房具もスタイルが決ってきたようだ。写真もきれいだし、デザインもいい。
今回の特集は「お気に入りのステーショナリーと出かけよう旅文具」。旅日記もいいけれど、ふらりと旅にでる時には、ものにとらわれず、旅先の空気を感じるだけでいいのかもしれない。
「文房具研究の部屋 すてラボ?」は、古典ブルーブラックインク研究ということで、二価鉄指示薬で作ったオリジナル試験紙を使ったペーパークロマトグラフィーで各社のブルーブラックインクの古典度を測定するという試みが面白い。
ブルーブラックインクも時代と共に、染料系のインクに代わってきて、色だけがブルーブラックというインクが多いことが判って面白い。
国産ではプラチナ万年筆だけというのは、予想通りだった。やはり、モンブラン、ペリカン、ラミーのドイツ勢は伝統を大事にしている。文書の長期保存を考えるときには、古典的ブルーブラックインクか顔料系のインクを使うことになる。
万年筆も次々と新製品がでてくるけれど、事務用のボールペンを買うような訳にもいかず、多くの読者は「見るだけー」ということになるのだろう。
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コメント
がりぃさん
古典ブルーブラックのような記事があることで、文具箱が引き締まっているのです。
楽しませて貰いました。
投稿: きたきつね | 2010年4月11日 (日) 22時11分
ネット環境の確保に苦労し、お礼が遅くなりました。
ブルーブラックの記事の件をとりあげていただきありがとうございます。お楽しみいただけたら幸いです。
投稿: がりぃ | 2010年4月10日 (土) 20時37分