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2010年4月17日 (土)

ゼブラからエマルジョンインクのボールペン「Surari」が新発売

Surari_press

プレスリリースをチェックしていたら、ゼブラが5月24日に「スラリ」という名前のボールペンを発売するという。このボールペンに使われているインクが、これまでにない油の中に水性ジェルと顔料インクを混ぜエマルジョンにしたものということだ。

『スラリ』は、油性のしっかりした手ごたえと、水性(ジェル)のさらさらした軽さを兼ね備えた、新世代のボールペン。今までにない滑らかな書き味と、鮮や かで濃い筆記線を実現しました。公式文書にも使える定番の黒・青・赤インクに、ノート書きなどに便利な蛍光インク6色を加えた、全9色をラインナップ。学 生から社会人、高齢者まで幅広い層をターゲットとしているほか、法人需要やノベルティとしての活用を見込んでいます。

このエマルジョンインクは、リリースにあるように、油性インクと水性インクの両方の特徴を生かすことができるユニークなものらしい。

なめらかさについても、これまで低粘度インクの油性ボールペンよりもなめらかというデータも示されている。

ただ、このなめらかさの指標が、各社まちまちで統一された比較ができていないところに問題がある。ゼブラは摩擦係数と筆圧を考慮した「なめらか指数」を使っている。三菱鉛筆は、油性ボールペンの各荷重における筆記摩擦係数を100%とした「筆記摩擦比」というものを使っている。ぺんてるは、インクの粘度mPa・sを使っている。

単純にインクの粘度が低いからといって、書き味がなめらかであるといえるのか、摩擦係数と筆圧といっても基準となる筆圧によってなめらかさは違ってくるのではないかといったことが考えられる。

ここにきてなめらかなインクの油性ボールペンが沢山出てきたのだから、標準となる測定方法や評価方法を作る必要があるのではないだろうか。

まあ、面倒なことはさておき、このエマルジョンインクのボールペン「スラリ」の発売が楽しみになってきた。定価が105円(税込み)というのもちょっと興味があるところだ。

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