google.com, pub-7269144570220091, DIRECT, f08c47fec0942fa0 ISOT2011全体の印象: きたきつねの文房具日記

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2011年7月 9日 (土)

ISOT2011全体の印象

国際文具・紙製品展ISOT2011も今回で23回になっていて、きたきつねは初回から欠かさず参加している。それにしても、随分続いたものだという

曲がり角にきたようで、参加企業が大幅に減り、同時開催のオフィス機器展、オフィス家具 EXPO、販促 EXPOに埋もれてしまった感が強い。

世界に誇れる日本の文房具や紙製品が一堂に会して、見て、触れることができる機会というか、一年に一度のお祭りとして非常に貴重だと思うのだけれど、商談会に矮小化されてしまったために、参加メーカー、特に大手メーカーは一気に撤退してしまったのではないだろうか。

販売目的であれば、大手メーカーはクローズな商談会を開催した方が、広く自社製品を展示することが可能になるから、効率がいいのだろう。

百年一日のごとく同じ商品を扱っている業者には関係ないと思うけれど、日々商品の改良や新製品を考えているメーカーにとっては、一般ユーザーの声を直接聞くことのできる非常に貴重なチャンスなのに、一般ユーザーを入りにくくする宣伝はいかがなものだろうか。

特に、企業の経費節減から文房具を支給しない会社が増えているようで、自分で文房具を買うという流れが起きていているらしい。そうなると、お仕着せではない、自分の好みにあった個性的な文房具ということで、そのような文房具を探す一般ユーザーにとってもISOTの意味はあるような気がする。

ここ数年、文房具ブームで、雑誌や書籍だけでなく、TBSラジオで、ISOT特集が組まれるくらい文房具に関心を持つ人が多くなってきているので、重要な情報発信の場として活用したほうが業界にとってもメリットがでるのではないか。

繰り返しになるけれど、日本発の文房具メーカーが全て集まることの意義は大きいと思うが、どうなんだろう。全文協や文工連などの文房具の団体はどう考えているのだろうか。

このままでは、さらに規模が小さくなってしまうのではないかと非常に心配だ。

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コメント

主催社のリードから自画自賛のメールがきた。
私にも”セミナー屋”の友人がいますが、こういう業者にまかせるから、出展社をかき集め黒字にすることしか考えられなくなります。一般の期待に沿うようなものなら、大手も出展するでしょうが、いまはまったく反対です。
また出展社もその辺をよく考えて、単なる業界のお祭り意識を捨てないと発展しません。

投稿: かんてつ | 2011年7月29日 (金) 08時17分

かんてつさん
さくまっくさん

展示会は、もっと開かれたものにするほうがいいですよね。

8月1日、2日に大阪で開催される文紙メッセは、去年からユーザーにもオープンにして、非常によかったということで、今年もオープンで開催するようです。

投稿: きたきつね | 2011年7月28日 (木) 23時22分

昔は良かったですよね~。

手提げ2袋くらい試供品もらって、試してレポートまとめたり。もうそう言う時代は来ないのかなぁと。

投稿: さくまっく | 2011年7月28日 (木) 17時37分

ISOT今年は行きませんでした。
主催者のHPを見ても商談の場として紹介されており、大手の一般ユーザー相手のブースが減少するのも当然です。もっと個人ユーザーを考えて、業界の裾野を広げてほしいです。

投稿: かんてつ | 2011年7月11日 (月) 10時33分

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