ISOT2011 キングジム「TEPRA Grand」
キングジムのブースで一番興味をもったのが、8月発売予定の新製品で、表示用の幅広ラベルが印刷できる「テプラ グランド」だ。テープ幅が50mmと100mmが用意されていて、PC接続なので、文字のフォントや画像などを組み合わせて印刷ができる。宛名ラベル用の感熱紙のカットラベルも用意されている。
これまでも、マックスに幅広のラベルが印刷できる「ラベルプリンター」のシリーズがあるけれど、どちらかというと、店舗用の紙ラベルの印刷機で、食品対応も可能ということで価格も高めの設定となっている。それに比べると、「TEPRA Grand」の本体税込49,875円というのは数分の一と非常に安くなっている。
テープとテープカートリッジが分かれているので、テープとインクの色を組み合わせることもができる。
なんといっても、幅の広い表示が1枚ですっきりと印刷できるというのが良い。もちろん、テプラPROにもあった、貼り合わせで大きなラベルも作ることが可能だ。諸経費節減が進んでいるので、簡単に大きなラベルが内製できるというのはありがたい。
中小の文具店の店頭で、これを使ったラベル制作サービスに使えるのではないだろうか。
参考出品で、iPhoneやiPadからWiFiでPC接続のテプラシリーズに印刷できるというソフトがTEPRA.Appが紹介されていた。近日中に、利用できるだろう。テプラをPCで使っているきたきつねとしては、iPadでテプラテープが使えるのは非常に嬉しい。
その他、キングジムのブースでは、自動日付印「スグオシ」やハンディメモ「マメモ」などがあったけれど、きたきつねの好みではないのでパスしてしまった。
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コメント
きたきつねさん、
私が関係していた当時は、バーコード用だとサトーが断トツのトップメーカーでした。サーマルへッドは、Samsung製が出始めたころでした。
サーマルトランスファーのハード部分のコア技術はヘッドとステッピングモーターだけなので、どこでも割りと簡単に作れると思います。
投稿: かんてつ | 2011年7月21日 (木) 09時48分
かんてつさん
熱転写です。これまでのTEPRA Proと同じで、大きいというものです。
KingJimには作れないので、OEMでしょうけれど、どこですかね。
投稿: きたきつね | 2011年7月20日 (水) 20時49分
このラベルプリンターはサーマルトランスファーですか?30年以上前からバーコード印刷に広く使われていましたね。一時私も開発設計に関係しましたが、サーマルヘッドの耐久性と巾方向で均一な強い加圧力が必要で、この辺がキーでした。
投稿: かんてつ | 2011年7月20日 (水) 09時10分