google.com, pub-7269144570220091, DIRECT, f08c47fec0942fa0 メーカーとユーザーの接点について: きたきつねの文房具日記

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2011年9月 7日 (水)

メーカーとユーザーの接点について

文房具の情報誌「CLIPS」に大阪紙製品工業会の定例会での黒田会長の挨拶がでていて、その中で「コクヨのフェアに一般顧客を招待して、新製品を紹介した。その時に、興味ある商品のベストファイブを投票してもらった結果と、フェアで販売店から投票してもらった結果を比べると見事に異なり、文紙MESSEでも同じ結果だった」、「現実に消費者と接点を持ってみると、終わったと思っていた商品がまだまだ知られていないことに気づかされる」というところは、展示会のありかたについて非常に示唆に富んでいると感じた。

メーカーは、実際に使うユーザーと、小売店や流通業者では商品に対する考え方が違うということを理解すべきだ。小売店や流通業者の意見がユーザーを代表するものではないことだ。お金を出して、商品を買ってくれるのは誰かということになるだろう。

きたきつねは、以前からISOTなどの展示会が、商談の場として基本的に一般ユーザーを排除した形で開催されていることに疑問を呈しているのだけれど、我が意を得たりという感じだ。実際には、一般ユーザも登録すれば入場できるのだけれど、なんとなくルール違反をしているようで気後れがする。

確かに、ユーザーの全てにオープンすることについては、子連れがいたり、配りものを貰いただけのひとがいたりと、ビジネスにならないとか、BtoBの場としては邪魔にしかならないという意見もあるだろう。

メーカーが特定のユーザーだけでなく、幅広いユーザーと集中してコンタクトできる場として、展示会を活用することは有益だろう。

招待者を絞る方法としては、コクヨように、モニター、サポーターを集めた[コクヨの使ってね!!っと] の会員から募集して、抽選で招待者を選ぶという方法もあるだろう。

DIYショーは3日ある会期の最終日を一般に開放していて、それ以外の日は厳密にBtoBの招待者に絞るというやりかたもある。

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