google.com, pub-7269144570220091, DIRECT, f08c47fec0942fa0 ISOT2012:インプレッション: きたきつねの文房具日記

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2012年7月 6日 (金)

ISOT2012:インプレッション

Isot2012_1

今年も東京ビックサイトで開催された「第23回国際文具・紙製品展(ISOT2012)」にいってきた。

きたきつねは1990年の第一回から行っているけれど、業界以外で皆勤している人は少ないのではないだろうか。

年々、参加企業が減っていて、特に大手メーカが櫛の歯が抜けるように減って来ている。筆記具メーカーはゼブラとプラチナだけになってしまった。だから、きたきつねの場合、3時間もあれば、全部見終わってしまう位だ。

2002年までは、社団法人全日本文具協会主催で幕張メッセで開催されていて、国内の主要メーカーが勢揃いしていたし、海外メーカーも中国、韓国だけでなくヨーロッパからも多数参加していた。そのころは、木金土の開催で、最終日は一般ユーザーにも公開されていた。

2002年の参加企業は国内360社、海外238社、合計598社だった。

全日本文具協会が、主催を止めて特別後援になり、リード エグジビション ジャパン株式会社の主催になってから、主要メーカが抜け始めてしまった。

文房具業界を取り巻く環境や国内の流通システムの変化やコスト削減などが影響しているのではないかということもあるけれど、業界団体の力量不足は否めないのではないか。

出展料金が高いということも原因と考えることもできるが、参加しないメーカーは別会場で独自の展示会を開いていることをみても単純に経費の問題でもないような気がする。

新製品を見るために、別々に開催されている会場を何カ所も回らなければならない卸や小売りは非常に大変になってしまっている。エンドユーザーにとっては、有力メーカーの新製品を直接見る機会がなくなってしまったし、メーカーがエンドユーザーの声を聞く機会も無くなってしまったということになる。

このままでは、早晩ISOTは消えてしまうのではないだろうか。非常に不安になって来た。

 

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コメント

きたきつねさん、
私は、近年しか知りませんが、それでも今年は酷かったです。とくに中国、韓国、台湾からの出展者は
ただ陳列しているだけ、みたいでした。
裏では活発な商談が進んでるんでしょうか?
そうとも思えませんが。
元気だったのは、国内メーカーの、やはりIT関連商品と、ノートや付箋のような安い消耗品、だけのように感じました。

投稿: かんてつ | 2012年7月 9日 (月) 11時25分

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