google.com, pub-7269144570220091, DIRECT, f08c47fec0942fa0 ISOT2012:カール「切り取〜る」: きたきつねの文房具日記

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2012年7月19日 (木)

ISOT2012:カール「切り取〜る」

Kiritoru

裁断機とパンチのメーカーのカールのブースでは、ダイレクトメールなどの住所等の個人情報を切り取って読めなくする「切り取〜る」を実演していた。

プラスの「ケシポン」のようにスタンプで文字を読めないようにするタイプのものは、レザープリンターのラベルでは、スタンプインクを微妙にはじくので、住所、氏名を判読することは可能で、スキャンして画像処理されてしまうと個人情報の保護にはならない。

それで、住所、氏名を切り取ることで読めなくするという、シュレッダーやシュレッダーハサミと同じ戦略を考えたのが「切り取〜る」のようだ。

「切り取〜る」は、波刃のディスクカッターを2枚組み合わせたカッターで、住所欄を波形に切り取るのだけれど、切り取った跡は細いので、よく見ると住所や氏名が判読できるレベルで、本当に読めなくするには何度も切り取る作業が必要になる。

使ってみて気になったのは、どこから、どの範囲で切れるのか直感的に分かりにくいところだ。カットラインの位置を示すガイドがあるのだけれど、透明なプラスチックに溝が切ってあるだけで、よく見えない。

赤いペイントでも入れると良かったのにとスタッフに話したけれど、コストが上がるので止めたそうだ。定価1890円の商品で、色をつけるコストがどれだけかかるというのだろう。

最大の問題点は、カッティングマットを使うことが前提となっているところで、そのままでは机に波形の跡がついてしまう。ダイレクトメールの住所欄を読めなくするためにわざわざカッティングマットを出して使わなければいけないというのは、まだ完成度は低すぎで、発展途上のようだ。

取扱説明書を良く読まない人がいるので、家庭でテーブルの上で使って、傷がついたというクレームが絶対でるだろう。

これほど中途半端なものに1890円も出さなければいけないのだろうか。ダイソーの315円のシュレッダーハサミの方がましのような気がする。本気で発売するのだろうか。

随分昔から普通の紙に穴を開けてルーズリーフにする「ゲージパンチ」があったが、穴あけ枚数が5枚に改良された「ゲージパンチneo」は、ロングセラーのバージョンアップなので、安心してみていることができる。

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