久しぶりの伊東屋本店
9月の某日、1年振りに銀座の伊東屋に寄った。
最後に行った時に、あまりの店内の乱れにあきれ、レジの行列を横目に見て何か作業しているスタッフを見るに至って、こりゃだめだということで、足を向けなかった。
その後も、知り合いにあった時に、「伊東屋はちょっとね」という話を聞いて、さらに足が遠のいていた。
今回は、銀座で用事があって、予定までちょっと時間があったので、時間つぶしということだった。
下から順番に上まで店内を巡ってみた。以前に比べると店内は明るく感じたけれど、天井の塗り直しをしたのだろうか。商品の乱れは少なく、眼が行き届いている感じがしたし、レジ待ちも直ぐにスタッフが開いていたレジで対応していた。
やはり、一流店はこうではなくてはいけないだろう。フロアーに人がいるのだから、もっと全体に眼を通していくのが、必要だろう。
伊東屋のように生きている店と、死んでいるまたは死につつある街の文房具との違いは明らかで、老舗の力を感じる。
本店のフロアーのサイズで、あらゆる商品を並べるのは無理だけれど、伊東屋というブランドに期待する顧客がいるのだから、品揃えは非常に重要になるのだろう。
最近、万年筆と筆記具の売り場が裏の以前のITOYA2の場所に、K.ITOYAに移ったので、少し余裕ができたのではないだろうか、一度見に行かなければ。
声は出さないが、笑ってしまったのが、テープ売り場で、「フィルムプラストP」と「フィルムルックス ペーパーエイド」のテープの表示のテープ幅が、2cmとしなければならないところ2mmになっていたところで、多分ずーっとこの表示のままだったのではないだろうか。
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コメント
にゃんさん
文具店の個性を創るのは難しいですね。
投稿: きたきつね | 2012年10月 7日 (日) 16時37分
きたきつねさん、
拙宅近くの二子玉には、高島屋SCと東急系SCがあり、有名文具店が多いです。
高島屋SC内の伊東屋は高級仕様に鞍替えしてからつまらなくなりました。東急系SC内のロフトは品揃えが多いですが、掘り出し物はありません。
同じSC内にスミスとノイエもあるのですが、趣向がわかっているので、一回覗いてそれっきりです。
投稿: にゃん | 2012年10月 7日 (日) 10時57分