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2012年11月15日 (木)

テープディスペンサー「ノッチレス」

Notchless_1

菊池-安國建築設計事務所の安國 守が特許を取得した、テープが直線状に切ることのできる刃の付いたテープディスペンサー「notchless」が、9月から住友3Mが販売を始めた。

これまでネット販売と店舗販売されていたけれど、扱っている店舗が少なかったのでそれほど知られていたかったのではないだろうか。

住友3Mの価格が、これまでの1.5倍以上になったので、1,890円で買えなくなると困るので、急いで上野駅のecute上野にある「ANGERS bureau」で買ってきた。

テープを直線状に切ることのできるテープディスペンサーには、ニチバンの「直線美」があるので、ノッチレスと直線美の刃先を比較してみた。

Notchless_2

ノッチレスの刃先を斜め前から見たもの。

Chokusenbi_2

同じように直線美の刃先。

Notchless_3

ノッチレスの刃先を正面から見たもの。

Chokusenbi_3

同じ方向からの直線美の刃先。

微妙に違っているのが分かるだろう。特許侵害の訴訟になった時に、この形状の違いをどう判断するかが、問題になるのだろう。

ノッチレスの特許は2005年に出願され、2008年に登録されている。

ニチバンは直線美の刃の特許を出願中としているが、詳細は不明。法務がしっかりしているから、調査はしっかりしているだろうから、特許侵害はないと判断していることだろう。

ノッチレスは、ドイツのred dot design award(2011年)、韓国のPIN UP DESIGN AWARDS金賞(2011年)、日本のGOOD DESIGN賞(2011年)、IDEA 2012銀賞受賞、米国ヘンリー・フォード博物館に永久所蔵とデザイン的には評価されている。

きたきつね的にはノッチレスのデザインについて、道具としてのテープディスペンサーとしてはそれほど評価していない。特に、テープ交換の方法については、好きになれない。

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コメント

かんてつさん

申請書は、ノッチレスを引用せずに従来のギザ刃でしたから、拒絶されると思っていました。

拒絶査定不服の審決を申請しても不成立だと思います。

投稿: きたきつね | 2013年2月23日 (土) 22時13分

ニチバン、カールが分割して権利化を目指した
特開2012-056772の経過を調べたら、やはり安國特許を引用されて先月、拒絶査定が下されていました。
直線美、使っていますが、古くなるにつれ切れが悪くなります。
テープカッターでは、ドイツの大手テサのコンパクトなものがISPAアワードを受けたそうで、詳細が知りたいものです。

投稿: かんてつ | 2013年2月23日 (土) 14時20分

安國特許、ニチバン出願内容をIPDLで見ました。従来の技術から容易に想到し得るというレベル以下です。

従来の技術を普通の鋸歯にしているところがひどいですね。先行特許を調べていない。

それと別に出願が、ニチバンとカールというのが興味深い。

投稿: きたきつね | 2012年11月20日 (火) 20時13分

きたきつねさん、
同じ業界人としてIPDLで状況を確認しました。
実開S59-54451(高橋/佐々木;バリ造成刃実願)
4118911(安國特許)、この二つに対するニチバン出願;特開2010-030031,2012-056772,
これらを読めば、ニチバンの”故意”が浮き上がってきます。ニチバンとしては、いかに法務がしっかりしていても、担当者レベルが低いとどうしようも無い、汚点でしょう。

投稿: かんてつ | 2012年11月20日 (火) 17時43分

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