google.com, pub-7269144570220091, DIRECT, f08c47fec0942fa0 懐かしのOAスケール: きたきつねの文房具日記

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2013年3月10日 (日)

懐かしのOAスケール

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ディスカウントストアの片隅で「OAスケール-45」を見つけた。

長さ45cmの透明プラスチックのインチ表示の定規で、目盛りが普通と違っていて、1/10だけでなく、1/15、1/12、1/8/、1/6インチの5種類になっている。

この目盛りは、コンピューターのプリントアウトの文字数を確認するためのゲージと呼ばれるものだ。

ラインプリンターやテレタイプ、電動タイプライターの文字ピッチは、英文字で1/6か1/8インチで、出力用紙にこの定規を当てて読むと、何文字あって、間違っている場合には何文字目が間違っているかが分かる。

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そして、カードパンチャーでカードの間違った文字の位置を打ち直して修正して、コンピューターに読み込ませることになる。

と書きながら、パソコンしか知らない人には、何だか分からないだろうと思う。昔は、今では考えられない程、面倒なことをしていたのだった。

1/6か1/8インチというサイズは、今のパソコンのワープロソフトの文字(フォント)サイズに名残として残っている。1/6は12pt(ポイント)、1/8は9ptのフォントサイズになる。

今のプリンターは、ドットマトリックスで文字を表現しているので、サイズが自由になるけれど、昔のプリンターは、活字でインクリボンを叩いて紙に文字を転写するもので、ひらがな、カタカナ、漢字が出力できるプリンターは無かった。

グラフも、文字列で表現することが多かった。有名なローマクラブの「成長の限界―ローマ・クラブ「人類の危機」レポート 」の図は、ラインプリンターの文字でグラフを描いている。

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