コクヨ「エアロフィット サクサ」
7月下旬に新発売のコクヨのハサミ「AIRROFIT SAXA」が多慶屋にあったので買ってきた。
写真の下がスタンダード刃(315円)、上がグレース刃(420円)でさや付き。
このハサミの特徴は、刃と刃の角度が刃先にかけて徐々に広がる「ハイブリッドアーチ刃」で、刃先から軽い力で切ることができるということだ。
刃先で従来の4倍の切れ味で、段ボールから薄いポリフィルムまでまで楽に切ることができるということだ。
プラスの「フィットカーブ」の「ベルヌーイカーブ刃」に対抗してこちらは「ハイブリッドアーチ刃」ということになっている。
色々な素材を切ってみたところ、何倍かはわからないが、確かに切れ味は良い。特に、薄い紙を切る機会はわずか8%と切り捨てて、ポリフィルムが切れない「フィットカーブ」と違い、プレスリリース通り、薄いポリフィルムもきちんと切れた。
プラス「フィットカーブ」、ソニック「メガサク PRO」、コクヨ「エアロフィット サクサ」を比較してみたが、画用紙では「エアロフィット サクサ」は一番切れ味が良く、「フィットカーブ」と「メガサク PRO」はほぼ同じだった。
ポリフィルムは、「メガサク PRO」、「エアロフィット サクサ」が奇麗に切ることができ、「フィットカーブ」は切れたり切れなかったりだった。
0.9mmのPEシートとCDを切った結果は、「エアロフィット サクサ」>「フィットカーブ」>「メガサク PRO」となった。「フィットカーブ」は、非常に僅かだけれど刃が歪むようだ。
刃の厚さを測ってみると、「エアロフィット サクサ」と「メガサク PRO」は2.0mmで、「フィットカーブ」は1.75mmとなっていた。僅かの差だが金属の0.25mmは、刃の剛性にはっきりと差が出る。
要の部分は、3種類とも同じ金属と樹脂を組み合わせたもので、カシメの仕方がちょっと違っているが、同じメーカーの製品かもしれない。
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