CASIO:pomorie
スタンプカーニバルの会場に、イメージと違うカシオのブースがあった。見ると10月10日に発表したばかりの新製品のスタンプメーカー「ポムリエ」を展示していた。スタンプカーニバルに合わせて開発スケジュールを組んでいたような、グッドタイミング。
ポムリエは、パソコンやスマホで作った画像をそのままスタンプにできるという一種の感熱プリンターのようだ。USB接続とWiFi接続の2種類があって、それぞれ5,980円と7,980円で予約販売するらしい。
ソフトは、Windows、iOS、Androidに対応している。
簡易にスタンプを作る装置は、これまで紫外線硬化樹脂を使った「スタンプランド(販売終了)」、「EZスタンプ」、「たいこバン(販売終了)」、感熱式シートを使った「スタンプクリエーター」などがあった。
現在でも販売されているのは、太陽精機の「EZスタンプ」とブラザーの「スタンプクリエーター」の2機種で、他は消耗品のみの供給となっている。
既存の機種に比べるとポムリエは、作成できるスタンプの大きさに制限はあるものの本体価格は格段に安いし、PCやスマホとの連携ができる点など利便性は高くなっている。浸透印だけれど、インクを印面から供給することで、スタンプを簡略化もしている。
しかし、現場でスタッフには話したのだけれど、カシオは売り方が下手で、特に消耗品のセットと価格設定が悪いと思う。本体を安くして、消耗品で稼ぐという、プリンターのビジネスモデルを狙っているのだろうけれど、このような特殊な商品に通じるとは思わない。
消耗品の値段設定を尋ねた時に「オーダーでスタンプを作ってもらうよりは安くなるように」といっていたけれど、もう少しリサーチが必要だったのではないだろか。アイデアはあるけれど、大メーカーには、人材も多いだろうから、思いつくだろう。
下の写真は、EZスタンプを使ってスタンプ作りのワークショップを開催している歌工房のブースで、このようなワークショップにもポムリエは有効かもしれない。
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