google.com, pub-7269144570220091, DIRECT, f08c47fec0942fa0 パイロット「カクノ」: きたきつねの文房具日記

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2013年10月23日 (水)

パイロット「カクノ」

Pilot_kakuno_1

先週東京に出た時に、新宿の世界堂でパイロットの新製品「KAKUNO」の細字と中字を買ってきた。店頭にないので、スタッフに尋ねたところ、届いたばかりの段ボール箱を開けて出してくれた。

1,000円の国産万年筆は、プラチナ「プレジール」、セーラー「キャンディー」、オート「プラウド」など色々と発売されていて、パイロットとしては初めてとなるだろう。

「カクノ」は、入門編の万年筆だけれど、他の国産メーカーのものとは違い、ペリカン万年筆の「ペリカーノ ジュニア」やシュナイダー「ベース キッド」などの小学生向けのペン習字用万年筆の位置づけのラインということだ。

パオロットには以前から「ペン習字ペン」(525円)があるけれど、それをグレードアップしたとも考えられる。ただ、日本で小学生が万年筆を使うことは希で「ペリカーノ ジュニア」なども大人がメインユーザーだから、カクノも大人のユーザーが多くなるのだろう。

デザインは、「ペリカーノ ジュニア」を六角軸にした雰囲気で、正しい握りになるようグリップ部分を三角形にしているところも似ている。このグリップの形状は、 「ペン習字ペン」でも採用しているので、真似という訳ではないだろう。

六角軸にしたのは、机の上から転がり落ちないようにということで、鉛筆と同じで想定の範囲だ。

全体の仕上がりは、非常によくできていて、他社の1000円万年筆と比べると首一つ抜け出していて、コストパフォーマンスは高いと思う。

ペン先は、笑い顔になっていて、子供用を意識しているということを主張しているようだ。もちろん顔のサインは、ペンの裏表を表示している。というのも、最近の若い世代は、万年筆を使ったことがないので、ペンの裏表も判らない人がいるらしい。

知り合いは、若い人に貸した万年筆を目の前で、ボールペン握りでガリガリと使われて非常にショックを受けていたから、正しい使い方を意識した万年筆があるのは良いことだろう。

Piloy_kakuno_2

ペンは、ステンレスだけれど、ペン先には特殊合金が使われているようだ。使って見たが、きたきつねの好みの堅さのペン先だった。

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