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2013年11月 8日 (金)

文房具関係団体連合会の不思議

文房具の業界紙の「CLIPS」の最新号に一般社団法人全国文具事務用品団体総連合会(全文連)の総会の記事がでていた。

「前年踏襲の事業計画」という見出しだったので、首を傾げてしまった。全文連は、全国都道府県の地区を代表する文具事務用品小売商団体の総連合会だったはずではなかったろうか。

文房具自体の売り上げ自体は、減少している訳ではないので、メーカーには影響がないけれど、各地の小売商は、文房具の企業や公官庁への納品が入札や通販による低価格化、コンビニ、書店、ホームセンターなどでの文房具販売チャンネルの多様化で、非常に苦しい状況におかれているのではないのだろうか。小売店の減少も顕著になってきてるはずだろう。

そのような現状に対して、総連合会の事業計画は、本当に前年踏襲でいいんだろうか。事業計画には、現状打破の対応策はあるのだろうけれど、それが実行を持たないから業界が疲弊しているのではないか。

総会資料を読んでいる訳ではないので、想像するしか無いけれど、各地の団体が積極的な事業計画で対応しているので、総連合会は、前年踏襲でいいというならば問題ないと思うけれど・・・・。

つい書いてしまった。

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コメント

きたきつねさん、

僕のコメント、、
このブログで知ったニチマ”文具と事務機”の2年半前の記事、から連想して書き込みました。
記事の著者名、、思い出せませんが
e文具、c文具、m文具を分類しながらマーケットを概観した内容で、最後に共同開発の提案がありました。当時はピンときませんでしたが、、、

暖簾に腕押し、ぬかに釘、、そのとおりでしょう。

投稿: かんてつ | 2013年11月12日 (火) 15時15分

かんてつさん

やる気があればの話ですね。総連合なので、それぞれの組織が個別に頑張ってねというスタンスなのかもしれません。

投稿: きたきつね | 2013年11月12日 (火) 11時52分

きたきつねさん、

コンビニの募金箱が早速”フィリピン台風被害義捐金”に入れ替わっていました。

イオン、、調べていただいてありがとうございました。是非、実際の売り場をのぞいてみたいです。

全文連、一番ユーザーに近い位置にいる小売専門店の連合ですから、その立場で、PB品のような商品が(やる気になれば)できると思います。
百均、イオンなどの大きな組織は、独自の企画、PB品、量販による値下げ等、マーケティングとしてやりやすい立場です。
これに対向するには、やはりまとめる組織が必要です。
たんなる思いつきですが、環境、社会性を学ばせるコンセプトで、分別廃棄しやすい構造の新商品を開発し文具店PBで扱う、、等々。

投稿: かんてつ | 2013年11月12日 (火) 11時04分

かんてつさん

検索してみたところ、イオンの「ぶんぐのまち」は、イオン葛西店、ザ・ビッグ昭島店 - イオンスクエア、イオン大宮西店、イオン川之江店などにあるようです。
http://www.aeon.jp/aeon/kawanoe/

投稿: きたきつね | 2013年11月11日 (月) 21時26分

きたきつねさん、Nintai2さん、

イオンの”文具のまち”、、本当に店舗展開しているんでしょうか? 私が浦島太郎なのか、ネットでは、その後のニュースにお目にかかりません。

以前、イオンで売られたレンズ付フィルム(シングルユースカメラ)に関係していました。
デーモンというアメリカのコンサル会社が、イオンの商品を企画、チェックしています。
製造原価まで公開を要求されて閉口したのを思い出しました。

投稿: かんてつ | 2013年11月11日 (月) 17時28分

きたきつねさん、

酒、米、本に始まり、規制の撤廃で小売店は流れに翻弄されている状況です。
特に客単価の低い文具店は存亡の危機。

この連合会のような団体がその打開の先頭に経たなくてはいけなのだと思います。
連合会なのですから、お上に訴えるとか、メーカーとタイアップしてユニークな商品を作るとか、参加店を指導、援助するとか、、

特色ある店つくりをしても、限度があり持続するのも難しい気がします。

投稿: かんてつ | 2013年11月11日 (月) 13時47分

nintai2さん

学校前の文房具店は、学校との連携が取れなくなったこと、少子化、後継者問題などで、立ち行かなくなっているのではないでしょうか。

また、街の中心部の商店街は、人口のスプロール化、車の普及で、努力を怠った商店は淘汰されてシャッター通りになってしまったのではないでしょうか。

スーパーやホームセンターの売り場は、バイヤーのレベルが低いと売れ筋が中心になるので、金太郎飴になるのでしょう。

努力無しに、ものを売売ろうとすると、安売りという悪循環しかなくなってしまうのでしょう。

残念です。

投稿: きたきつね | 2013年11月10日 (日) 21時00分

こんにちは。
私は間違った認識をしていました。
 イオンの【ぶんぐのまち】というのは、
低価格文具専門店なのですね。
http://www.nikkei.com/article/DGXDASDC2400X_U3A520C1EA2001/
イオンの中の文房品売り場の事だと勘違いしていました。
 それにしても、500~800平方メートルの建屋を建てて、
常時価格30%引きというのは凄いですね。
 私の住んでいる所は田舎なので、
数年前まで文具店の文房具は定価販売で、
ホームセンターやイオンやドンキホーテがきてから
20%引きになりました。
 私は文房具業界については全くの門外漢なので、
流通の価格体系などは全く分かりませんが、
いままでの定価販売って何だったんだろう?と思いますね。
 でも、在庫を置いて売る商売なので、
長期滞留リスクもありますしね。
 うちの近くの文房具店は新製品は殆ど無く、
タイプライター用紙とか20年30年前の品物が
数多く置かれていますから
(そのお蔭で色々と掘り出し物を手に入れられました)。

投稿: nintai2 | 2013年11月10日 (日) 08時56分

こんにちは。
私は業界紙「CLIPS」というのは初めて知りました。
http://clips.wook.jp/
【CLIPS 2013年9月電子統合版2136~2138号 】の
試し読みを読んだところ、1ページに
『文房具市場』というコラム?がありました。
 平成24年は平成14年と比較して、 
文房具店数が-30%、
ピークの昭和57年と比べると1/4とのこと。
 しかし、意外な事に文房具自体の売り上げは
増加しているのですね。
 うまく表現できませんが、
その地域にある文房具店の経営が成り立つ位にまで
店舗数が減少していく過程にあるのでは?

 うちの地域の文房具店は軒並み閉店して、
ホームセンターでは何の変哲も無い
ありふれた文房具しか置いてないので全く面白みがありませんが。
 書店に文具売り場を増やす方向と言われても、
確かにそういえば書店に文具売り場が出来ているけど、
やはりどこにでもある文房具ばかりだし、
イオンの文具売り場もどこにでもある文具ばかり。

投稿: nintai2 | 2013年11月 9日 (土) 19時56分

きたきつねさん、

組織のビジョン、個人のモチベーション、これが両輪となって、世の中(経済)が動いてゆくのだと思いますが、今の日本には両方不足しています。
もっともっと、書いてください。

投稿: かんてつ | 2013年11月 9日 (土) 19時14分

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