トンボ鉛筆:ピット リトライ-C
このテープのりの問題は、のり切れ以上に、形状の悪さだと思う。ヘッドは位置が非対称なのだけれど、本体が対象で、どちらを持てばのりを貼ることができるのかが迷ってしまう。
文字が印刷している方向だということだろうけれど、それは直感的にはわからない。
その点を、説明員に指摘すると、今回試した人の多くは、使う方向を迷っていたらしいし、その点についての指摘が多かったようだ。
設計者は、見た目や作り易さではなく、道具としてのルールを外さないようにしてほしいものだ。特に、一般の人が使うものは考えて欲しいものだ。
このテープのりの開発動機は、聞くところによると、小中学校でノートにプリントを貼ることが多く、水のりだと紙が奇麗に貼れないのでテープのりを使うのだけれど、貼り直しができないので、貼り直しのできるテープのりが欲しいという要望があったからということだ。
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コメント
きたきつねさん、
私は、同時発売のピットパワーを試しましたが、こちらは従来から指摘されていた切れの悪さが、気にならない程度には改善されていました。
トンボは一時、のりを薄くして切れの悪さに対処する方向でしたが、フィラー含有に方針転換したようです。
またテープ送りのメカも満足できるものでしたが、形状の対称性によるわかりにくさは、特にリフィルを交換する際に気になりました。
使い勝手よりコンセプト、デザインが優先されるのは、最近、色んなところで目につきます。
トンボの場合、液体のりも同形状で、シリーズとしての統一感(アイデンティティ)を訴えたかったのでしょうが、道具の本質を外しては本末転倒ですね。
投稿: かんてつ | 2013年12月15日 (日) 04時52分