ISOT2014:全体の印象
ISOTは、1990年に幕張メッセで第一回から今年で25回になる。きたきつねは今年も行くことができて皆勤を続けることができた。メーカーでも、25回連続で参加しているひとは少ないのではないだろうか。
今年も櫛の歯が抜けるように主要メーカーが抜けてしまった。不参加メーカーは、ISOTにメリットを感じなくなっているということだろうか。
その代わり、知名度の低い小さなメーカーが意欲的な商品を持ってきているのは興味深い。
会場を回っていて面白いと思ったのはアイデア一杯のオリジナル文房具を作っている一人文房具メーカーの合同ブース。大メーカーのプラスのように、卸会社のブースに間借りというよなところもあった。
主要なメーカーの出展が減っていることについて文具王と話したが、文具王は「逆に知名度の低いメーカーや小さなメーカーが多くなることは、新しい商品が小売り店や卸の目に触れる良いチャンスになる」という見方をしていた。
確かに、大メーカーの商品はプレスリリースで公表されるので、商品についての情報を目にする機会は多いけれど、中小メーカーの商品情報を得るのは難しいから、ISOTの現状も見方によっては、ポジティブな効果があるだろう。
主催者のリード エグジビション ジャパンや業界団体をまとめる 一般社団法人全日本文具協の姿勢を云々いっても仕方がないので、折角、文房具ブームが続いているのだから、文房具業界に何らかのメリットがあるような場に参加企業と参加者で盛り上げて行くことにしていければと思う。
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コメント
かんてつさん
まだブームは続いていると思います。
今回もテレビカメラがいくつも入っていましたし、プレスの腕章をつけたひとも多かったと思います。
投稿: きたきつね | 2014年7月14日 (月) 22時36分
きたきつねさん、
25回連続とはすごいですね。
ところで、文具、未だ”ブーム”なんでしょうか?
最近、小さいところが出した商品がネットで紹介されることが少なくなったような気がします。
こういう展示会に出展する負担は、小さいところにとっては大変に大きいです。
大メーカーの提灯持ちばかりでなく、小さな会社でもキラリと光るものを出している、、それをネットで扱うことをブロガーの皆さんに期待したいです。
この”きたきつねの文具館”のように。
投稿: かんてつ | 2014年7月14日 (月) 20時54分