「ペーパーナイフ PEEL & CUT」で落花の舞はできるか
一般的なペーパーナイフは、「ペーパーナイフというもの」に書いたように、もともと封筒を開封したり、紙を畳んで二枚に切るといった目的に使う道具だから切れ味は悪いのが当たり前だ。
「ペーパーナイフ PEEL & CUT」は、一見すると刃が鋭利に見えるので、多くの枚数の紙が切れると錯覚するようだ。確かに、一般的なペーパーナイフに比べると少し多くの枚数の紙が切れる。
試しに、どれくらいの枚数が切れるか普通のPPC用紙を切ってみた。方法は簡単で、筑波山名物のがまの油売りの要領で、「一枚が二枚、二枚が四枚、四枚が八枚‥‥」と紙を二つに折っては切るを繰り返すだけだ。
使った「ペーパーナイフ PEEL & CUT」はきたきつねが毎日使っているもので、新品よりも切れ味は悪くなっている。でも、この切れ味の具合がテープを剥がすのに、もう何ともいえないくらいぴったりの状態になっている。
「ペーパーナイフ PEEL & CUT」としては、実用的な条件ということになるのだろう。
3回目の4枚重ねまでは、切り口もきれいに切れたが、4回目の8枚重ねではなんとか真っすぐ切れたというところだ。
5回目の16枚重ねでは、切り口はボロボロになって、落花の舞には至らなかった。もう少ししっかりと折り目を付けると良かったかもしれないが、実用的には8枚重ねが限界だろう。
多くの枚数の紙を奇麗に裁断するには、定規とカッターナイフか裁断機を使うというのが正しいと思う。道具にはそれぞれ守備範囲がある。
「ペーパーナイフ PEEL & CUT」は、テープやシール剥がし、ラッピングペーパー(包装紙)のカット、封筒の開封に最適の道具だけれど、ある程度の枚数の紙は切れるということでいいのだろう。
| 固定リンク
コメント