ISOT2014:EaGLE「Handheld Tape Dispenser」
多くの海外メーカーは多数来ていたが、100円ショップ向けのような商品や日本市場を全く研究していないような商品が多く、ブースも閑古鳥が鳴いているところが多かった。
そんな中で、今回一番目についたのが、香港のTUNG YUNG INTERNATIONALのブースで、EaGLEブランドのステープラー、パンチ、テープディスペンサーなどが並んでいた。
ステープラーはプライヤータイプのものが多く、プライヤータイプの製品は日本であまり人気が無いようだ。
中でも、注目したのがちょっと変わったテープディスペンサー「Handheld Tape Dispenser」だ。
ハンドルを握ると一定の長さのテープがでて来て、ハンドルを離すとテープが切れるというギミックのテープディスペンサーで、サンプルを売っていた(1000円)ので買ってみた。
本体の黄緑色のハンドルを握ると、カチンと音がして、テープがでてくる。
でて来たテープの長さを測ってみると33mmだが、添付の取扱説明書では30−40mmと随分アバウトで、切断長は5mm位ずれると書いてある。実際には、ほぼ一定の長さで切れるようだ。
ハンドルを離すと、カチンと音がしてテープが切断される。
中を開けてみると、合成ゴムのベルトでテープを送るようになっている。
テープを切断する刃は、上部からバネで落ちてくるようになっている。刃は斜めになっていて、テープを真っすぐ切れるように工夫している。
長いテープが必要な時には、ハンドルを途中まで戻し、握る動作をすることで、同じ長さのテープがでてくるので、2回で約66mm、3回で約99mmとなり、ハンドルを離すと切断できる。
弁当箱のフタを留めたりするような一定の長さのテープが必要な用途には使えるようだ。
封筒を貼るような、さらに長いテープが必要な時には、ハンドルを握った状態で、でて来たテープの先を紙に押し付けて貼り、そのままディスペンサーを引くとテープがでてくるので、必要な長さの時にハンドルを離すとテープは切断できる。
ただし、このように任意の長さで使う時には、切断位置がわからないというのが最大の欠点といえば欠点だろう。この点をメーカーの人に説明したところ、ピンと来ていないようだった。日本的な細かさかもしれないが、テープが長過ぎても、短すぎても困るだろう。
使えるテープは、取扱説明書では中芯が1インチの幅19mm×長さ32.9mのテープが使えると書いてあるが、幅18mm×長さ30mのテープは使えるようだ。それにしても19mmというのは、日本では流通していないのではないだろうか。
幅の狭いテープを何種類か試して見たが、テープ送りは問題ないが、細いテープでは、切断が不安定になるようだ。
TUNG YUNG INTERNATIONALの陳主席(Chairman)が来ていたが、日本の市場の状況はよく判っていないようだった。
ハリマウスを見て、ビックリしていたようで2個買っていた。
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