東京ギフトショー秋2014
東京ビックサイトで開催された「東京ギフトショー秋2014」に行ってきた。商品見本市としては国内最大で、東京ビックサイト全館を使うイベントは、他にはコミケぐらいではないだろうか。出展社が多すぎて、全てを見ることは難しいので、目的をハッキリして回らなければならない。
今回は時間がなかったので、「STYLISH文具」、「ステーショナリー&ペーパーグッズ」、「IT関連&エンターテインメントグッズ」、「インポートギフト」を中心に回ってきた。
文房具関係はノベル向けの商品が多かったけれど、それなりに面白いものもあった。文房具ばかりではないが、面白いと思ったものをピックアップしてみる。
■学研ステイフル「スマホde顕微鏡」
フェースブックで話題になっていたスマホで顕微鏡写真を撮影できる「スマホde顕微鏡」があった。
スマホの機種を問わないというのがいいと思う。付属の3種類のレンズを交換して2倍から80倍の撮影ができるということだ。LED照明が付いていて、透過光と反射光の両方に使える。
本体のダイアルを回すことで、スマホが載った台を上下してピント合わせできる。スマホ用にマクロレンズなどが売られているが、それに比べるとより実用的で、デジタルルーペとして1台持っていてもいいかもしれない。
発売前だけれど、Amazonでは既に予約が始まっている。
■ロンド工房「彩色剪紙」
ロンド工房は大阪の印刷会社で、印刷物のほかにアートギフトとして「彩色剪紙」が目についた。
「彩色剪紙」は、彩色剪紙作家の谷田有似さんの干支の剪紙を製品化したものらしい。ハサミで切る剪紙を、レーザーカットでの製造にかえたもので、レーザー特有の焦げもなく非常に奇麗なものだ。ギフトに最適だと思う。
■セキセイ「ハーパーハウス ポケットアルバムノート<ルミアン>」
セキセイでは、クラフト紙ベースで透明ポケットとメモスペースのあるアルバムの「ハーパーハウス ポケットアルバムノート<ルミアン>」が目に入った。
透明ポケットに写真やチケット、切り抜きなどを入れることができ、メモスペースにメモを書き込んだりシールなどを貼ることができるので、写真付の日記やトラベルノート、レシピブックなどに使えるアルバムになっている。
面白いと思うのだけれど、見た感じが普通のアルバムに見えるので、売り方が難しいのではないだろうか。サンプルやポップを使うと良いのだろうけれど、店頭では他の商品との兼ね合いもあるので、簡単ではないだろう。
あと、ユーザーに店舗のスタッフが使い方や特徴をきちんと説明してもらえるかというところも大きいだろう。
■パイロットインキ
株式会社パイロットのグループ会社で、フリクションに使われているメタモカラーのメーカーで、ボールペンやマーカー、サインペン、インクなどを製造している。
メタモインクの応用製品、水発色や紫外線発色のインク、知育玩具などを展示していた。パイロットの陰に隠れているけれど、下支えしている。
■三陽製紙「カミデコ」&「スミデコ」
企業の不要コピー用紙を使った100%再生紙の「カミデコ」のノートと梅の種から作った梅炭の粉末を抄き込んだ「スミデコ」のブックカバーが目に入った。
「カミデコ」は、三陽製紙が提案する不要コピー用紙のリサイクルシステムの提案のことで、「紙でエコ」を。企業で不用になったコピー用紙を回収して、100%の再生紙のノート、封筒、名刺として企業に戻すサービスになっている。
明光商会がオフィスで不用コピー用紙をPPC用紙にする「古紙再生装置」を発表していたが、同じようなコンセプトだろう。
■モノゴ「DANCAM」
デジタルカメラ全盛の時代に、原点回帰ということで、ダンボールでできたカメラ(写真機?)があった。長野の諏訪地方の企業が力を合わせて開発したらしい。
「DANCAM」は、ボディーは段ボール、レンズはガラス、フィルムは感熱現像方式の感光紙を使った、現代の日光写真といったところだ。
レンズの鏡胴が紙筒のベーシクモデル、鏡胴がアルミ製のプレミアムモデル、組み立てキットの3種類あって、参考価格は3700円から9800円とちょっと高めの設定になっている。感光紙は20枚で500円。
ピント合わせは一眼レフ方式で、レンズの鏡胴を前後して合わせる。シャッターはボディーの一部をずらすとミラーアップすることでできる。
感光紙の現像は、ラミネーターを使って加熱すると撮影した像がでてくる。写真用の低感度の印画紙を使って日光写真のように撮影もできるようだ。
面白い商品だけれど、価格的にもそれほど大量に売れる感じはしない。レンズをプラスチックにして、学研の大人の科学位の価格帯ならば、購買意欲がでそうだ。
■Grape effecT Co.,Ltd.「SMART STRAP」
韓国のGrape effecTのスマホ用のシリコンストラップが便利そうだったのでサンプルを300円で買ってきた。実際には、1000個以上のロットで、1個100円から150円になるらしい。
どの会社のスマホでも使えるようだけれど、iPhoneはストラップが使えないので、ストラップの付けられるケースかストラップを両面テープで接着するしかないかった。この「SMART STRAP」は吸盤で着けるので、簡単に着け外しができるところがいいと思う。
きたきつねのように握力がないと、スマホを使っている時に落としてしまうことがあるので、この「SMART STRAP」ようなストラップは必要だ。
使って見たが、スマホの吸着面がゴミも無い奇麗な状態でも、半日くらいで取れてしまった。ただ使っている時には、吸盤が膨らんでくるので、押し付けると使い続けることができる。ポケットの中で外れても、それほど困らないだろう。
■フェイス「CLICK CAR MOUSE」
ミニカーの形をしたマウスは、昔からあるけれど、残念なことにWindows用しかなかった。今回、Macでも使えるマウスがでた。
Mac用はBluetoothではなく、2.5GHzの無線なので、USBのポートが一つ塞がってしまう。Macbook AirのようにUSBポートが少ないと使いたくても使えないだろう。それでも使えるようになったのはいいと思う。
| 固定リンク
コメント