新春文紙フェア2015:BiCジャパンの「Super EZ ノック式」
フランスの文具メーカーのBiCの新製品は、低粘度油性インク(Super Smooth Ink)のボールペン「Super EZ」にノック式が追加されていた。
面白いのは、ボール径0.5mmのものが先で、0.7mmが発売予定というとことだ。普通は0.7mmが先だと思うけれど、何か作戦があるのだろうか。
ペン先が、低粘度の油性インクのボールペンでは珍しいニードルチップを採用している。
キャップ式の「Super EZ」の0.7mmは、インクが出過ぎの感じがあって、少しボテる傾向があるが、「Super EZ ノック式」の0.5mmはあまり気にならなかった。
ただ、参考出品の「Super EZ ノック式」の0.7mmを試し書きさせてもらったが、やはりボテる傾向があった。油性ボールペンのインクは、ボール径に寄って微妙な調整が必要だけれど、同じインクを使っているのかもしれない。
というのは、0.7mmと0.5mmでは、同じ長さの線を書く場合、ボールの回転数は0.5mmが0.7mmの1.4倍になる。双方のインクが同じ粘度であれば、0.5mmの方がボールへのインクの乗りが悪くなる。0.5mmに合わせたインクを0.7mmに使うと出過ぎることになる。
インクが出すぎるということは、ボテが起こるということになるはずだ。
メーカーによると、低粘度油性インクの中で一番筆記線が黒いということなので、ジェットストリームの0.5mmと比較してみたところ、写真では判りにくいが、確かに「Super EZ ノック式」の方が黒い。
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