栄紙業:トモエリバーのペーパーパッドとカットシート
昨年のISOT2014で、栄紙業のブースで巴川製紙所の超軽量印刷用紙「トモエリバー」を使った筆記用紙を検討しているという話を聞いていたが、昨年末に「トモエリバー」 を使ったペーパーパッド(罫線シート 吸取り紙付)とカットシートの発売が発表された。
ペーパーパッドは、「トモエリバー」のホワイトとクリームの52g/㎡の紙を100枚天糊でパッドにしたもので、カットシートはバラの袋入りで、全4種ある。
「トモエリバー」は、手帳用紙として使われてきて定評があるが、これまでこのようなコンシューマー用の用紙としては供給されてこなかったので、万年筆愛用者には朗報だろう。
昨年、ISOT2014でデビューした大和出版印刷のブランド「神戸派計画」の万年筆用用紙「Liscio-1」、「GRAPHILO」も発売されていて、多様なニーズに対応できる色々な特徴のある万年筆用紙が増えているということだ。
カットシートは、100枚750円ということで、ペーパーパッド(1800円)と比較して、お得感がある。カットシートなので、カットしてA5用紙にしてもいいし、ゲージパンチなどで穴を開けてルーズリーフにするなど、いろいろなバリエーションが楽しめるだろう。
「トモエリバー」 は薄くて軽くて裏抜けしにくいことに定評があるので、がわざわざ、試し書きすることもないけれど、手元の万年筆、水性ボールペン、筆ペンで書いてみた。書き味を含めて問題があるはずもない。
もちろん裏抜けは全くなかった。
栄紙業は、2012年に解散したグラフ用紙などの老舗十千万株式会社のブランドを引き継いでいて、良い製品を出しているが、グラフ用紙やプリンター用紙などから大きく脱皮した新しい商品に挑戦していくのだろうか。
| 固定リンク
コメント