プレミアム・インセンティブショー春2015
サンシャインシティ・コンベンションセンターTOKYOの文化会館で開催された第51回インターナショナルプレミアム・インセンティブショー春2015に行ってきた。
今回も色々な新製品がでていたが、きたきつねとしては心に響くものが少なかった。でも、見本市は世の中のトレンドが見えてくるので、非常に勉強になることに変わりない。
オモシロイと思ったのは、マルモ印刷の「ファイルDEメール」で、ポリプロピレンの封筒で使った後にクリアファイルやブックカバーとしてリユースできる。
中でも面白いと思ったのは、「ファイルDEメール ブックカバー」で、A5サイズの封筒として開封したあとは、文庫サイズのブックカバーになるというものだ。
封筒に示された手順で封筒を切り離していくと、ブックカバーと栞ができあがる。
文庫本にかぶせてブックカバーになる。この他、A4の封筒が、A4のクリアファイルやA5サイズのダブルポケットのクリアファイルになるものもある。
郵送中にマイクロミシン部分がちぎれないかと思ったけれど、意外に強度はある。PPを使っているので、シール切手は使えるけれど、裏糊の切手は使えないのは残念なところだ。
ミマキエンジニアリングのブースでは、UV硬化インクジェットプリンタの実演をしていた。ペン軸などに印刷できるプリンターで、印刷した後に紫外線を照射すれば直ぐに硬化して固定できる。
ここ数年、色々な場面でUVレジンやインクが使われるようになっていて、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂や瞬間接着剤に代わる素材として、有望になってくるような気がする。
筆記具のOEMメーカーの株式会社泰誠は、ツインマーカーの実演をしていた。
中綿軸にインクを吸い込ませて、軸に入れ、チップを付けてサンプルとして配布していた。
空の軸は、飛行機などに持ち込んだ時にインクが漏れないように二重にしていて、封入部は柔らかい材料にしているということだ。
蛍光青の色違いのツインマーカーを作ってもらった。このような組み合わせのラインマーカーは無いと思う。
OEM専業メーカーなので、オリジナルの製品を作ったことや、直接卸や文具店との取引をしていないので、製品自体は良いものだと思うけれど、商品企画やデザイン面では劣る部分があるようだ。
オリジナルで企画した製品をOEM元に提案するくらいの実力が必要ではないだろうか。
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コメント
きたきつねさん、
この記事、大変に参考になりました。
今や、大手より、こういうメーカーの方が”はっ”と思わせる展開ですね。
投稿: かんてつ | 2015年4月13日 (月) 07時39分