ISOT2015:パンチ
今回穴あけパンチで注目したのはカールの「ミスターパンチ」とリヒトラボの「コンパクトパンチ」の二種類だ。
紙に穴を開けるパンチは、カールの二重テコの「アシストリンクシステム」を使った「アリシス」の登場で当分は新しい製品は出てこないかと思っていた。ところが、今回、カールがさらに「アシストリンクシステム」とは先に改良を加えた「ミスターパンチ」を出してきた。さらに軽い力で綺麗な穴を開けられるようになったということだ。
「ミスターパンチ」というと、ミニコンの紙テープパンチャーを使っていた古い人たちには、紙テープの穴あけパンチを思い出すひとがいると思う。プログラムのディバックで、間違った紙テープの穴を穿孔くずとノリで埋め、正しい位置に「ミスターパンチ」で穴を開けるという、原始的な手仕事を延々とやったものだ。
「閑話休題」、カールの「ミスターパンチ」は、デザインもよりスタイリッシュで高品質に仕上がっている。穿孔枚数がコピー用紙で20枚、30枚、40枚の3種類が用意されている。
新しい2重リンクシステムのためか、厚みがでて、閉じた状態でも167mmとなっていて、引き出しの中に収納するのが難しいかもしれない。
噂では、将来的に高性能パンチは「ミスターパンチ」で統一して「アリシス」は廃番になるらしい。
リヒトラボの「コンパクトパンチ」は、携帯・収納を目的とした折りたたみ式のパンチで、折りたたんだ状態で幅99mm✕奥行き18mm✕高さ37mmと非常にコンパクトになる。
使うときには、ボタンを押すと、パンチ部とハンドルが出てきてパンチが出現するというギミックが面白い。どちらかというと色物文具に近い製品のようだ。穿孔枚数はコピー用紙5枚となっている。
これまでも携帯用のコンパクトなパンチは発売されていたけれど、エンジニアプラスチックを使った一枚しか穿孔のものや、5枚穿孔で大きめのもものがあった。それほど普及した印象はないから、「コンパクトパンチ」はどれだけ普及するか見て行きたい。
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