ISOT2015:接着剤
今回は接着剤メーカーとしては、コニシ、セメダインの2社が展示していた。
ボンドでは、昨年10月に発売された「ボンド 木工用 多用途」に注目した。「ボンド 木工用 多用途」は、水性のビニル共重合樹脂系エマルジョン形接着剤で、容器の色が黄緑色で、黄色の従来製品と区別できる。
「ボンド 木工用 多用途」は、従来の木工用のボンドと同様、木材、布、皮、紙の接着に使えるのに加えて、木材等の多孔質材と硬質塩ビ、鉄、アルミなどとを接着できるというものだ。
実際に木材にアルミ板を接着したサンプルを見て、捻って剥がそうとしてみたが予測してた以上の強度があった。
もちろん難接着性のナイロン、シリコン樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等は接着できない。水性の接着剤なので、耐水性は期待できない。引き出しや道具箱に一つあれば、日曜大工や工作だけでなく応急的な修理にも便利だろう。
セメダインでは、ボンドの「裁ほう上手」が売れているのに対抗して布用接着剤「ぬ〜の!(nu-no!)」を発売している。先行品と比べて、接着剤の匂いが少ないこと、洗濯に強いという特徴を打ち出していた。それと100mlの大容量も用意している。
昨年発売された透明な汎用のり「パステ」は、容器が柔らかくキャップを取る時にのりが飛び出す問題があったけれど、容器を固くしてノリの飛び出しを押さえる改良を加えていた。
「パステ」は、広い面積を接着するだけでなく、手芸の細かな部材を接着することがあるのだから、細いノズルがあっても良いと思う。
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